その辺の自分の行動については、
お互いに義務ではないけれど、
伝え合うようにしているようだ。


「別に僕も縛るつもりはないから、突然予定を変えて、ショッピングいってきたから怒るとか、帰りが遅いから文句いうとか…そういうことはないし、今後もするつもりもないんですが、このところ、何も言わず、なんだか遅い日が続いているんですよね…」


話しながらも首を傾げる仕草をするところを見ると、
どうもその行動に不信感というか、
不安を抱いているようだ。


「彼女の言動が、何かしら違和感を感じるときっていうのは、どうも過去を考えてみると、僕の行動や言葉がたんぱくだったり足りないことからきていることが多いようなんですよね。それで、このところの自分の言動を考えてみたんですけれど、別段足りてないとは思わないんですが…」


眉間の皺が濃くなる…


「…でも、男である僕が感じることと、女である彼女が感じることは、ポイントも感情も違うと思うので、何か足りないと感じて、それでおかしなことに走ろうとしているのかな…って…」


彼女に非を求めず、
自分の非を探しているようだった。


続きはまた後で~☆

つづく