「…だって、あんたの彼は怒らないので有名だし、本当に温厚な奴じゃない」
友達歴も長い常連さんなので、
それは本当にわかっていることらしく、
間髪入れずに言ってくる。
「そういう性格の人っていうのは、ここに旦那さんもきてくれたことがあるから私も知ってるから、一度はそれで落ち着いたはずだったんだけどねぇ…」
私としても、
以前それで話し合ったはずなので、
落ち着いたと思っていただけに、
彼女の今回の行動は、
本音を言うと驚いたわけだ。
「それって焚き付けてきたのは、あの人たち?」
常連さんは、
そんな風に落ちつた彼女が、
また揺らぐことになった原因が、
大学の時の友達にあるのだということに思い当たったようで、
かなり険しい顔つきで、
彼女の方を見つめてくる。
続きはまた後で~☆