そう常連さんに言ってきたのは、
その集団の先頭を歩いていた女性だったらしいけれど、
よく見れば、
大学の時に1度会ったことがある人だったらしい。


『学生の時にしゃしゃり出てきた人よね?あの時も迷惑だったけど、また何?』


「また、こいつらか!って思ったんだけど、この子がいるには変な雰囲気の集団だし、今回はなんかあんまり良くない感じの男の人もいるしさ。危険って言葉しか浮かばない集団に置いとくわけにはいかないから、引っ張って帰ろうとしたんだけど、なんだかまかれたんだよね…」


そう言われている間も、
彼女はそっぽを向いている。


「で、携帯に連絡しても切られてるしさ…」


この日は結局どうすることもできず、
帰ってきたらしいけれど、
明らかに良くないと思った常連さんは、
自分の休みと彼女の休みがかぶっているとわかっているこの日、
彼女の家に押しかけてたらしい。


「とにかくちゃんと話さないとって思ってさ」


続きはまた後で~☆

つづく