「…服装を変えたら、なんだか靴が合うのがなくって…」


彼女がそう伝えると、
彼は『なるほど』と言った感じで頷いて、
彼女の服装に合いそうな色合いのある棚に連れて行くと、
あれこれすすめてくる。


「店頭には出していないけれど、他にも色があるのもありますよ」


なんだか前に来た時よりも、
生き生きとこっちに接してきているように感じる。


暫く靴を通してやり取りしていたのだけれど、


「…間違っていたらごめんなさい。数日前にも着ましたよね?」


靴を見ていると、
不意にそう言われて彼女が固まる…


「あ、いや…間違っているかもなんですけど、なんだか後ろ姿が似てるっていうか…」


職業柄なのか、
しっかりとその辺は見るようで、
彼女が試し履きしているときの後ろ姿が重なったらしい。


続きはまた後で~☆

つづく