(この後にメンチ切れば、正しい喧嘩の売り方だな)
心の中でちょっと自分では笑いつつも、
それは顔に出してはいけないので、
あくまでも顔は真顔のままでいる。
「話戻すが、君は家を出たいのか?だったら勉強しなくてもいいぜ。どうなんだ?」
私が問いただす中、
お母さんは心配気に彼を見つめている。
私も何も言わずに彼を凝視していると、
暫くして、
彼が小さくだけど首を横に振ってきた。
「だったら、まだ家に置いてほしいんだな?それなら、勉強しろや!それが学生の義務だろうがよ。それだったら、家においてくれますよね?」
そこまで言って、
お母さんの顔を私が見ると、
話がいきなり自分に振ってきたことにお母さんが驚きつつも、
でも私をみて、
黙ってうんうんと何度も頷いてきた。
続きはまた後で~☆