上司さんが本当のお父さんだと分かった日、
彼女は家に帰ると、
今のお父さんと弟くんを呼んで、
その日にあったことを包み隠さず話したらしい。
２人はとても驚いていたみたいだけど、
『そうか。でも、本当のお父さんがわかってよかったな。しかも、前からいい人って聞いていた人が父親って聞くと、その血が流れているから、お前もいい子なんだろうな』
そう言ってお父さんが彼女の頭を撫でてくれたらしい。
弟くんもなんていっていいかわからなかったみたいだけど、
『僕がお父さんがわかんないってなったら、やっぱり不安とか、嫌だなぁって思ったりもするから、それを考えると、お姉ちゃんは辛かったんだろうね。よかったね』
そう言ってくれたらしかった。
「弟も、私の生い立ちが難しいことになってるのを知ったのは最近で、そんな中でこの話だったから、混乱するとは思ったけど、でも、もう隠していくこととかしたくないし、事実は伝えていこうって思ってたんでね」
彼女のまっすぐな気持ちは、
２人にも届いたようだ。
続きはまた後で～☆
