驚いた彼女が上司さんに私と同じように聞き返すと、
『ここではいろんな人が聞いているかもしれないから、また後日話せるかな?』
その場ではそう言われたらしかった。
それで気になったまま数日後、
改めて上司さんと話をすることに。
場所は会社からはちょっと離れた駅の、
個室のあるお食事処だったようだ。
そこに来るように言われた彼女は、
「何を話されるのか、すごく微妙な気持ちっていうか、母のことを知っている時点で、何かしら自分にかかわることがある人かなってことは思ってましたけどね」
いろんな予想を巡らせつつも、
お父さんは弟、
そして母親には、
上司さんとこの日会って話をすることについては言ってこなかったらしい。
「まずは、私が理解しなきゃって思ってましたし…」
彼女の決意がそこにあった。
続きはまた後で~☆