それは…
「その方が50前後ぐらいだと、お父さんっていわれると、微妙なお年頃じゃない?まだ若々しくありたいとか思う人だと、お父さんって言われるとショックの人もいるかもしれないよ」
どう考えても、
彼女たちが父の日あたりに何かをあげたいというのがわかったので言うと、
「それはそうなんだけどね。でも、飲み会の席とかでも、その上司が『自分に子供がいたら、君たちぐらいなのかな…』とかって言ってくるんだよね。だから、お父さんっていう感じでね」
彼女が飲み会の時の話をしてくれる。
どうやらその上司さんは、
みんなを飲みにつれて行ってくれるらしいのだけど、
お酒がまわってくると、
自分からお父さんキャラになるようで、
娘や息子のような部下たちに、
お説教したり、
相談に乗ったりしてくれるらしくて、
みんなもお父さんのように慕っているらしかった。
「自覚持ってるんだ」
私が言うと彼女が深く頷いた。
続きはまた後で~☆