本当に他人同士なのに、
なぜか心から交流を持てているような感じで、
彼としても老夫婦家族としても、
とても話は順調そうにみえたのだけど、
そこまで話していていて、
彼は( ゜д゜)ハッ!として疑問をぶつけてみることに。


それは彼の後の話だ。


『継ぐ話もまだ先の話でしょうけれど、もし仮に継がせてもらえるとして、私がうどんを打てるまではずっと打ちますが、うちの子たちは、飲食にもうどんにも興味関心のない子たちですし、全く違う道にすすでいるので、私の後を継ぐとは思えないのですけれど…』


彼としては先の先の話だけど、
一応気になったので口に出してみると、


『それは気にしないでいいですよ。父や母の代で終わると思ったこのうどん屋も、こうしてあなたみたいな人がひょっこり現れて継いでくれるっていう話にもなっているわけですから、もしかして、あなたがうどんが打てなくなる前に、またひょっこりあなたみたいな人が現れるかもしれないですよ』


実子さんが笑いながら、
そう言ってきたらしい。



続きはまた後で~☆

つづく