「これは、そのご夫婦的には合格点って?(・・。)ん?」


一応聞いてみると、


「はい。やっと、合格点をいただきまして」


彼が笑顔で答えてくる。


「なので、あらたさんにも食べてほしいなって思って持ってきたんですよ」


「そっか。それはよかった」


拍手しつつ頷くと、
彼が照れたようにまた笑う。


「まぁ、まだ毎回同じように打てるってことにはなってなくて、ちょっとばらつきがあるので、まだ訓練を積んで、その辺を改善していきたいとは思ってます」


すっかりうどん職人になった彼が、
きりっとした表情で抱負を述べてくる。


私が『ごちそうさま』と手を合わしてお弁当箱を返すと、
彼が笑顔でそれを受け取った。



続きはまた後で~☆

つづく