それからまた月日が流れて、
暫く彼を見る日はなかった。
こうして話は冒頭に戻る。
あの項目だてして話をした日から1年ぐらい経ったある日、
彼はお弁当箱にうどんを入れて、
私の店にやってきたのだ。
やっと自分としても、
人に食べてもらえるぐらいのうどんが打てるようになったということで、
私に食べてほしかったらしい。
もちろん私の好みの堅さとは違ううどんだけれど、
うどん自体としてはとてもおいしく、
見た目の色艶もきれいで、
お店に出してもおかしくないレベルになっていた。
「こうして見ると、昔持ってきてくれてたうどんとは、やっぱり違うもんだねぇd(゜ー゜*)ネッ!」
私が食べ終えて言うと、
「本当ですよ。あれを思い出すと恥ずかしいですね」
彼が頬を赤らめて笑っていた。
続きはまた後で~☆