「あらたさんに言うのも、『また?』って言われちゃいそうだけど、行くまでは、とりあえずいい感じだったんですけど、行ってみたら、どうにもこうにも緊張しまくりになっちゃって、それでグダグダになっちゃって…」
真一文字に唇を噛みしめて言ってくる。
「…そっかぁ…また緊張しちゃったかぁ…」
私も何と言っていいのか、
すぐに言葉が見当たらなかったのだけど、
「話す練習したり、自己啓発もやったりしたから、それでも前よりは緊張とか減ったんじゃないのか?」
そう言ってみると、
「そうですね。前みたいに、真っ白になっちゃうとかはなかったんですけれどね。でも、やっぱり実技があったんですけど、それがどうにも慣れなくて、言いたいことがはちゃめちゃになっちゃった感じですかね…」
彼女が少しため息を漏らす…
「前よりは、着実に進歩してても、それでもまだまだ、変わりはじめて、そんな何年も経ってるわけじゃないからね」
私が言うと、
彼女が頷いた。
続きはまた後で~☆