「で、結局は別れちゃったというわけなのね?」
私が再度問いかけると、
「そうですね。いい人だと思ったけど、価値観の違いっていうのはお互いにあるとは思うけど、それでも受け入れようという姿勢が全然持ってもらえなかったから、それはそれで辛いからねぇ…」
彼女の価値観というか、
趣味というかなんというか…
おまじないへの絶大なる信頼感は、
一般的な人だとなかなか理解しがたいだろうし、
まして男性となると、
そのハードルはとても高いに違いない。
「じゃあ、これで恋愛は懲りちゃったって感じなのかい?(*'ω'*)ん?」
なんだかぐったり感の彼女に問いかけると、
「そうねぇ…すぐに次っていう気にはなれないかなぁ…」
テーブルに頬をつけるようにして横を向いたまま、
彼女が遠くを見ながらそう言ってくる。
おまじないにはまったりはしているものの、
失恋で傷ついている様は、
至って普通の女の子である。
「あ、そうだ。陶芸教室はそれでどうしたわけ?(・・。)ん?」
別れてしまって、
しかも同じ教室だと通いづらいのかも…と思ってたずねてみた。
続きはまた後で~☆