ヒョウ柄の女性が入り口付近を行ったり来たりしている。
これで三往復目だ。
これまでも一応『どうぞ』とは言ったのだが、
かなりお悩みのようだ。

(入ることに関してだけどね(笑))


「あの…何で占ってもらえるの?」


「タロットとか手相とか、宿命色という運命学的なものもやってますけれど」


「ふーん。隣は何でやるのかなぁ」


よく見ると隣は今お客さんが入っていてドアが閉まっていて、
聞けなかったらしい。


「易とかだと思いますよ」


「そう。ありがとう」


その女性は、
それからもしばらくはブースの周りを行ったり来たりしていた。


続きはまた後で~☆

つづく