更に数分後、
二人はブースの入り口に立ち、
私のいるブースともう一つのブースを覗き込んでいる。


そう一つのブースは、
先輩の女占い師なので、
大概比べられると向こうにお客さんは行くことが多い。


やはり『○○の母』とか言うように、
年輩の方がキャリアがあるように見えるのだろう(;^ω^)


まぁ、今回も取られるのかな…


…と寝ぼけながら見ていると、
二人は賑やかに私のブースに入って来た。


二人のうちの一人が手相を見てもらいたいらしくて、
一人は見学との事だった。
鑑定票を見ると十六歳。


「平日だけど、学校休み?」


と聞くと、


サボってるんで、ちょっと遠くへショッピングに来たんです」


二人はぺロッと舌を出し首をすくめた。
住所を見ると確かに、
ここからは電車で30~40分の距離からのおこしだった。


(`□´)コラッ!サボっちゃだめでしょうが!」


私が笑いながら怒ると、
二人は大人ぶっていたが無邪気そうに笑った。


続きはまた後で~☆

つづく