しかも彼女は口を尖らせて、


「夜の…その…SEXの方もないんです。私としては、やっぱり、男の人とは、そういうことも含めて付き合いたいし…」


と言い出した。
彼は彼女の


『姉御肌的な女性像』


を求め、それで満足がいっているが、


『リードしてくれる彼氏像』


を持つ彼女には大不満で、
毎度そのことで喧嘩になっている様子。
喧嘩を吹っかけているのが、
いつも自分だと今更ながら気が付いた彼女。


「この関係は続けられますか?」


と聞いてきた。


「あなたが望む恋人という形は、この先も無理そうだけど、変則的な女友達としては上手くやっていけると思うよ。でも、あくまで『恋人』って形を望むのなら、さよならは覚悟しないとね」


私の言葉に彼女は黙って頷いた。
こちらも別れる気はなさそうだ┐(´д`)┌ヤレヤレ


『恋愛』には色んな形がある。
例えそれがよくない結果を生むにしても、彼女たちは初心を忘れないのだろう。


【初心忘するべからず】


この言葉、恋愛にだけは当てはまらないのかもしれない(;´▽`A``
気づいたら…変えたほうがいい思うのって、
私だけなんですかねぇ?(T▽T)アハハ!