「いえ、彼、インド人なんです」


(インド人―!Σ(・∀・;))


私の口はもしかしたら『イ』の形で止まっていたかもしれないが、
ひとまず驚きの声はインド人ごと飲み込んで…
さらりとインド人と言い放った彼女同様、平静を装った(;^_^A
が頭の中では、以前流行った
映画『ムトゥ 踊るマハラジャ』のテーマが鳴り響き、
挙句CMの『ハイボール』の声が高らかに聞こえていた。


私もさすがにインド人と付き合ったことはないし、
まして結婚前提での付き合いもない(;´Д`A ```
もう占い師というよりも、普通に興味津々である( ̄∇ ̄*)ゞ


「困った風習というと?」


「インドって、とても男女の事に関しては厳格なところがあるんです。結婚するまで、あ、要するに初夜まで、夜の方は…その…やっちゃいけないんです」


私はなるべく目をキラキラさせて見つめないように(☆。☆)
ただ聞いてる風を装って、うんうんと頷いた(・_・。)(._.。)(・_・。)(._.。)


「それで、その…間違いが起こらないように、彼のお母さんが今来てて…」


「え、インドからお母さん来てるの?」


「はい。それで、来てるだけならいいんですが、一日中、私の仕事ぶりとか生活を見るために、どこにでも、ぴったりとくっついてくるんです」


「そりゃ大変だ(;゜Д゜)」


彼女は目を少し伏せ頷いた。

彼女から漂う『お疲れオーラ』は、
このインド人ママによるものだったのか…と思い(-_-;ウーン
色白で華奢な彼女にぴったりと付きまとう割腹のいいインド人女性との二ショットを思い浮かべ、
そりゃ本当に疲れるわ…と納得したのだ。


「でも、それだけならまだいいんです」


(いいのかー!Σ(゜Д゜;エーッ!)


と私が思うよりも先に、彼女の声は溜め息と、半泣き状態で震えてきた。


続きはまた後で~☆


つづく