とにかく、なぜ医師が処方した薬なのに飲まないのか、
そして、どうして自分が大病だと思うのかを尋ねてみた。
おじさんは、日時を細かく織り交ぜつつ話し出した。
ちょっと前に、病気になり病院へ行き、もらった薬を飲むと、
急にそれから尿が出なくなってしまったらしいのだ。
おじさんは水分が抜けない事で、体がだるくなり_ノフ○ グッタリ
恐くなって、その薬を一時止めてみたら、
ちゃんと尿が出始めたと言うのだ。
それ以来、医師も、そして病院で処方された薬も信用できなくなり、
今に至っているのだそうだ。
フ━━━( ´_ゝ`)━━━ン!!
しかしここで、矛盾が生じる。
医師が信用できないのに、
なぜに今回、医師が処方した風邪薬を持っているのか?
…ということだ。
だが、その理由はおじさんの手にしている分厚いシステム手帳を覗き見て合点がいった。
このおじさん、どうやら
『病気依存症』
なのだ。(そんな言葉があるか知らないけど)
『健康オタク』がいきすぎちゃうと、
ちょっとしたことで
『自分は病気なんじゃないか?』
って思うアレである。
このところTVでも健康を取り上げた番組は多い。
そして、それらの番組でのチェック項目に少しでも引っかかると
『病気では…』
とか
『即、死ぬかも…』
とか思ってしまうのだ。
おじさんの手帳の中にもちゃんと
『発掘!あるある大事典』や『ためしてガッテン』などのある日の書き込みで、
自分がチェック項目に引っかかった事などが、細かい字で記入されていた〆(.. )カリカリッ!!