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年末、年の瀬と言えば「餅つき」ですね。

餅つきは年末の風物詩とも言えるでしょう。

 

そもそも「餅つき」は

元来お持ちは神様へのお供えものでした。

お持ちは神聖な食べ物。

 

お持ちは稲作のお米で作られており

丸い形をしていることから

「霊が宿り神聖」と特別視されているのです。

 

奈良時代初期の「豊後国風土記」には

『景行天皇の命で国を治めていた菟名手(うなで)が

豊前国仲津郡(なかつぐん)(現在の福岡県行橋市みやこ町の一部)を訪れたところ、

白鳥が飛来し、はじめは餅に化し、その後、冬にもかかわらず

何千株もの芋草(里芋)に化して茂った。

菟名手がこれを天皇に報告したところ、

天皇は「天の瑞物、土の豊草なり」と喜び、

この地を「豊国」と名付けた。これが後に二つの国に分かれて豊後となった。』

(引用:豊後国風土記 -Wikipedia)

 

との国名の由来があるように

神聖な食べ物であるお餅は

食べることで生命力がつくとしておめでたい日に食べられるようになったのです。

 

餅つきは12月の季語にもあるように年末の風習になります。

年末に餅つきをするのは先のお話でもおわかりのように

新年に歳神様をお迎えするためにお供え物として準備を年末にするのです。

 

歳神様にお供えをするのが「鏡餅」になるのですね。

お正月の間に飾る鏡餅には、神様が宿るとされ

また、お供えが終わった鏡餅には

「歳神様から分けてもらった生命力がある」とのことで

新たな1年の活力をもらうので鏡開きを行うのです。

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