「完全な片思いなのだけれどずっと昔から大好きな人がいるの。その人には奥さんもいて好きになることすら許されない人なのに、忘れられなくて、ちっとも前に進めなくて辛い……あなたとはいままで通り友達でいられたらと思う」
何度か一緒に食事をしたり意気投合したつもりになって、思い切って告白した結果、あなたは彼女にあきらめきれないような返事をもらう。
さあ、ここでどうするか?
彼女が望むように<友達>として、いい人として彼女の執事よろしく尽くし、彼女からの愛情を得ることができない関係でもそれでよしとするのか。
あるいは、「わかった、それならあきらめる」とあっさり撤退してみるという手もある。
彼女の反応をじっくり観察してこれからの作戦を練ってみてはどうだろうか。
「ほんとうにごめんね。あなたなら素敵な彼女さんができると思うよ」などと、彼女がほっとしたような顔をして、みえすいたお世辞を言ってくる場合は残念ながら脈はないだろう。
彼女があなたに少しでも興味があるのなら「えっ??……(な、なんで、ここでひくの?もっとおいかけてよ。私のこと好きなんじゃないの?)」と動揺してくれるかもしれない。
彼女の反応をみてニヤニヤするのを我慢しつつ、「じゃあ、今までありがとう。一緒にすごせてすごく楽しかったよ」と爽やかに告げて、さよならしてしまおう。
振り向きもせず、風のようにバイバイするのだ。
いままで定期便だったあなたからのメールも電話もデートのお誘いもないとなると、彼女のほうは、「なんでよ?つきあえないっていったわけじゃないじゃない。友達でいようっていっただけじゃないの。なんか寂しくなっちゃったじゃない。私のこと好きだって言ったじゃない、これで終わらせるつもりなの?ひどいじゃない」とあなたのことがひどく気になりだすかもしれない。
しばらく沈黙を続けていたら、うまくいくと彼女からさりげないメールがあるかもしれないが、まあこれはあまり期待しないほうがいい。
ころあいをみて、《元気?今出張で京都にいます。美しい街なみだよね》などとあたりさわりのないメールをしてみてはどうだろうか。
返事がくる=相手が嫌がっていない、様子であるならば、《……よかったら、食事でもしない?》となんでもないふうに誘ってみる。
それでも彼女が困惑している様子ならば、今度こそ本当にあきらめよう。
しつこくて強引なのはよくない。
彼女からOKが出たのなら、あとはあなたの腕次第である。
じっくりゆっくりあせらずに、「大切にする、精一杯愛する、不安にさせない、心地よくさせてあげたい」というたくさんの思いを彼女に伝えていこう。