もう昨日になってしまった水曜日のことである。
wednesdayといえば、こちらは萌えではなくて燃えないゴミの日だ。
懐かしいぞ、伝説の大波"ビッグウェンズデー"。
映画が安いよ、レディースデイ、どうせなら男女ともに割引にしてしまえばいいじゃないか。
さて、分別ゴミ、サーフィン、映画館の戦略の話は厳かに回転寿司の話題にシフトするのであった。
ビッくらポンでお馴染み?お皿5枚で一回のハマーチャンスの<くら寿司>にするか、タッチパネル同士だぜ、負ける気はしないの<かっぱ寿司>にするか、そこが問題であった。
今年の夏も素麺、冷麦、冷やしうどん、蕎麦、パスタ、焼き蕎麦、春雨、ビーフン、みごとなまでに麺くいになりがちな適当なランチ事情なのであった。
麺麺麺麺たまにパン麺麺麺。
これはよくない。
ここらでお米、ご飯、シャリを食するべきである。
二秒ほど考えて、水曜日のランチは、かっぱかっぱかっぱのマークのかっぱ寿司になった。
昔昔、東京都民の日に河童のバッジがあったよなあと『懐かしさの一歩手前で』お腹がぐーぐーと騒ぎ出す。
『河童のクゥ』もいいけれど、やはり、芥川龍之介の『河童』がいい。
竹内さん、映画、小説、そんなことより、とにかく今は寿司である。
娘の華麗なるパネルさばきに関心しながら、ぐるりぐるりとまわっている寿司たちと戯れる。
タッチパネルでオーダーすると、『乗り物集まれ いろんな車 どんどん出てくる 働く車』の新幹線もどきがシャーっと出てきて、運んでくれる。
こいつは面白い。
赤ランプを押すとまたシャーっとクールに去っていくのだからたまらない。
しかも店内のメニューの中に心踊るフレーズをみつけてしまった。
なんと海老祭り開催中だという。
祭りか、祭りという響きにはとことん弱い。
海老のてんぷら、海老フライ、海老のカルボナーラソース、海老のアボガドソース、みごとなまでに海老だらけ。
寿司にする必要はあったのか、この場合の酢飯の存在はどうとらえるべきなのか。
そこはかとない米への同情を感じはじめていたのかもしれない。
うんな事はない。
調子にのって注文ボタンを押してくれと頼んでいたら、ベルトはそろそろゆるめたほうがよさそうだ。
こうやって膨れた自分のお腹こそ一番に憂うべき問題であると痛感していた。
それにしても、近頃はなんでも回転しているのだと思った。
キティちゃんのジュース、たこ焼き、枝豆、鳥のから揚げ、チャーシュー、ハンバーグなどなど。
包丁を持った悪魔の子チャッキー人形が流れていたらかなり怖いかもしれない。
ご飯を食べた後、ヴィレッジヴァンガードをひやかす。
「アイムチャッキー!」
おお、チャッキーはここにいた。
なぜか店内の要所要所に若かりし頃の柳沢慎吾氏のプロマイドが貼り付けてある。
「 いい夢見ろよ!」、決め台詞が添えてある。
たいそう笑った。
心のそこから笑った。
なんというナイスなセンスなのだろう。
笑いある一日、まことに有意義な水曜日であった。
