サイトにどっぷり依存して、承認欲求がどんどん強くなっていった私。


現実での、なんの役にも立てない、なんの価値もないと思ってしまう自分から逃げたかった。


サイトの中で仲良くなった人は女性も男性も、住んでいる場所も関係なくいましたが、
ある日集まったチャットのメンバーが全て同県に住んでいて、会ってみようという話になりました。


サイトで知り合った人達と会ったりするの怖いなという気持ちもありましたが、
そのメンバーには同じメンタルの疾患で悩んでいる女性もいたので(なんとその女性とは15年経った今でも仲が良く、定期的に会っています)
行ってみようかなという気持ちになりました。


実際集まるまではかなり緊張と不安がありましたが、薬をばっちり仕込み、体調を整えてその日を迎えると、
想像と違うなと思う人もいましたが、とても楽しく時間を過ごす事が出来ました。


勿論その事は元旦那さんには言わなかったし、
そもそもそんなサイトをやっている事すら彼は知りません。


そして、その経験からネットの世界で出会った人に会うという事に抵抗がなくなってしまいました。


ここから書く事は、書くかどうしようか、
ブログを書き始めた時から迷っていましたが、やっぱり書いておこうと思います。


読んでいる方はほとんどいらっしゃらないと思いますが、たまたま目にして不快な気持ちにさせてしまったら申し訳ないです。







サイトの中に、特に仲良くしている男性がいました。


よくチャットで一緒になり、話していて楽しいなと感じていて、年齢も近く、
お隣の都道府県に住んでいらっしゃる人でした。


深夜のチャットで2人になった時があり、
その時その男性に個人の連絡先交換をしないかと言われ、
迷いましたが、仲良くしていたし、あまり深く考えずに連絡先を交換しました。


そして個人的にメールをするようになり、
ある日、会ってみないかと言われました。


以前のオフ会のような集まりとは違い、2人きりで会うということに、
なにがあるかわからないということと、
倫理的にもいけないことである、
という意味がある事は勿論理解していました。


しかし、その彼がいつも私を褒めてくれ、
女性として扱ってくれていた事に心揺さぶられ、


迷った末、会う事に決めました。


実際会ってみた彼は、写真と文字での会話で想像していた人とは少し違う印象だなと思いましたが、
一緒に食事をして話していると、
やっぱり面白い人だなと心を許していって。


少し街をぶらぶらして、日が暮れてきた頃、


彼は、


「今日何時まで大丈夫なの?」


と聞いてきました。


彼は土日休みの仕事の人ではなかったので、
会う日をなんとなく元旦那さんの夜勤の日にして、友達と昼間会ってくると出てきていたので、
正直夜は何時になっても構わなかったのです。


「今日中であれば何時でも大丈夫w」


と答えると、


「ふたりきりになりたい。いい?」


それはすなわち、そういうことでした。


「いいよ」


自分でも驚くほどすんなり受け入れていました。


私はその時まで、男性経験は2人だけで、
ひとりの人と何年も長く付き合うタイプだったし浮気もした事がなかったので、
それまでの私には信じられない行動でした。


彼の事は、男性として特別に好きというわけではなかった。


ただ、自分の女性としての価値を感じたかった。


それだけだったのかもしれません。