しばらく振りに
や~っと 安心して眠れる夜を迎えた気がする![]()
あ~~これでアトムと明日から一緒に生活をするのか。。
家族になるんだ・・・
そう確信??しながらも
既に2度もアトムに裏切られた。
強引に引っ張られたかと思えば
突然ゴミくずのように手を放されてきた・・・
当然、まだまだ私の中の不安がゼロになった訳では無かった。
けれど、私はアトムにそんな様子を見せること無く
ただ無邪気に喜んでいる風に装っていた。
今夜は雑念も無く
いたって普通にノーマルな行為をした
が・・・・![]()
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我らツル
ツル同士。。
異様だ(・・;)
ヤキモチから、したものの
あ~~こういう結果になるなら
なんでこんな事しなきゃ良かった
と 後悔するものの、まぁ毛なんて いずれ生えてくるし
時が経てばなんとかなるしっ! と下の方は前向きにっ(笑)
翌朝
アトムは昨日と変わりなく 決意は今のところ
まだ鈍っていないようだった。
私もやっと 穏やかな気持ちを取り戻し
本来の笑顔で翔を幼稚園に送り出せたと思う。
アトムが昨日言っていた通り
「よーーっし 荷物運ぶかぁ~!」
「ほんとに 大丈夫?」
「うん。。。荷物をこの家に運び入れた時点で
俺はもう 2度と千葉に戻るなんて言わないから!!
俺、中途半端なことずっとやって来たから。。。
今度こそは 軽はずみに出来ない!
ほんとは~ 正直言えば 全て失う自分が
怖かった・・・だけど もう大丈夫!
これで もしウランに捨てられて 1人になったとしても
また1から頑張るさっ!
男の子だもーーーーん! 」
と笑いながら 真面目なことを言っていた。
「そっか。。。。だったら いいんだけど。。。(^O^)」
と私は微笑みながらも 何か心の奥底にスッキリしない
引っかかるモノがあった。
それは 何だか分からないけれど。。。
アトムの不安と同じように・・・
実は 私も・・・
あ~~これで 本当に元夫と戻ることは無くなったんだ。。。
なんて。。。そんなことを考えたりしていた。
けれど 女はこんな時
そういう事を決して口に出したりしないものだ。。
自分の事だけを考えれば アトムを間違いなく選ぶ・・・
でも 翔のことだけを考えれば・・・
世界中にたった1人の父親である元夫を選ぶだろう・・・
既に離婚したと言うのに
そんな事を考えて・・
何か自分の中でまだ尚 割り切れない何かが邪魔を
していた気がする・・・。
昨日 両親が言っていた言葉は 私にも降りかかる。
「夫婦が仲良く幸せでなければ、、
親が幸せでなければ その子供は決して幸せでは無い。。」
と言う言葉。
うん。。
だからこれで 良いんだ!
と自分に言い聞かせてるような気がした。
そんな私の奥底にある気持ちも知らず
アトムは 次から次へと車から荷物を下ろし 運んでくる。。。
洋服に下着に 靴、 ゴルフクラブ、雑誌、
後はなんだかガラクタみたいなものもあった。
よくこんなに車に積んで来れたなぁ~~と
思うほど次から次へと運ばれた。
ただひとつ 私が気になったのは
PCが無い。。。
「PCは持ってこなかったの?」
「うん、要らないや と思って。。。デカイし」
あれだけ 私との毎日のコミニュケーションを取る
大切な宝物だったはずのPCなのに・・・・
なぜ この人は、持ってこなかったんだろう・・・
私だったら、、持っていく筈。。
と気になった。
だって あのPCの中には私の写真やら
メールやら 元嫁に万が一見られたら
困ると言うか 見られて嫌なものが 沢山詰まっているはず。
「写真とか 見られたら どーーすんのよ?」
「大丈夫だよ、あいつはPC使えないから! もし使えるにしても
パスワードかけてあるから 立ち上げられないよ
それに 大体のものはCDに焼いて持ってきたから」
「そっか。。。絶対に大丈夫なのね?」
「うん 絶対に大丈夫。」
けれど・・・
やっぱり 私の中に なんだかモヤモヤが残った。
夕方になって
アトムと一緒に食料品の買い物に出かけた。
まるで 新婚夫婦になったような気持ちだった。。。
そして・・・夕食後
アトムは意を決し
私の目の前で 元嫁に電話を入れる事になった。。。
意を決したはずが・・・
電話を手にしたアトムの表情がいきなり曇った・・
あの日 家を出てくるときの
子供達の顔や元嫁の顔を思い出したのだろうか・・
私の思い過ごしかもしれないが・・
なぜか とても暗く、なんともいえず辛そうな顔に見えた。。。
「もしもし。。。俺。。やっぱ 戻らないから・・」
「もう 戻る気は無いから お前も 実家に帰るなり考えた方が良い。。」
「じゃ。。子供達頼むね。」
かなりトーンダウンした低い声で話しているアトム。
僅か1分程の一方的なとても短い会話だった。
「元嫁 どうだった?」
「うん 泣いていた。。
でも 分かった って言ってたよ」
「そっか、、、戻るなんて言って 期待持たせて
あっちにも悪いことしちゃったね。。」
「うん。。。でも ここまで来たら
誰かを泣かせなきゃならないんだ。。。
全員が笑える道なんて 無いんだよ。
だから、これでよかったんだ。」
私は、元夫と離婚して 4ヶ月半が経っていた。
私がアトムと入籍できるまでには 法的にあと1ヶ月半。
それまで 私達は同棲という形になる。
一応 、結婚を前提にしてる訳だから
もう あの頃のように
ラブラブのママゴトのような日々を送ってる訳にはいかない。
これから新たにスタートする生活設計を 真剣に考えはじめないと・・・
知らない地で
無職になったアトム・・・・
なんせ この時 アトムの所持金は 5000円足らず。
通帳も、キャッシュカードさえ 何も持っていなかった。