な~んにも まだ心が決まってないって言うのに


アトムは いったい何を 


私の両親に話すつもりなのだろう・・・




だからと言って


我が家の駐車場にアトムの車を入れれば



同じ敷地内に住む両親には


アトムがここに来てる事が 一目瞭然。。。


両親に挨拶もしないまま


ずっと毎日家の中で隠れている訳にもいかないだろうし・・・



両親は まさかアトムが今こんな状況ガクリだなんて


想像もしていないだろう。。。



私の 両親は当初からアトムとの関係を心配(反対)していた。


それでも、アトムは


あれだけ強い意志で揺らぎ無い態度を


私の両親に見せてしまったのだから・・・・



アトム・・・



今更 なんて言うんだろう・・・あせる


案の定 アトムは



「なんて 言おうかな・・・涙



「そのまま その通りに話したら?」



「うん・・・ それしか ないもんな・・・ダウン



「私も行こうか?」



「いや。。。


翔には聞かせたくないから おまえ ここで翔と待ってて。


俺 ひとりで行って来る」



「わかった。。。」




アトムは 大きく深呼吸をすると 玄関を出て行った。



いったい どーーなるんだろう・・・・



父に怒鳴り飛ばされる?? 


いや 殴られる??



そして このまま もう2度と


アトムとは逢えなくなるのかも知れない・・・



これが 最後になるのかも知れない。。。



そう思った私は夢中で玄関の外に飛び出して


アトムの後を追った。。。



私に気づくと


アトムは驚いたように振り返って 立ち止まった。



私は アトムに抱きついた。。。


アトムも私を強く抱きしめた。。。そして



アトムは 自分から私を引き離すと



「大丈夫だから。。。」 


と言って 今度はこっちを振り返らず


両親の玄関の方へ歩いていった。。。




何が大丈夫なんだろう・・・・



ひとりでも 大丈夫 ってこと?



それとも これからの私達の事?



何??





私は想像以上の不安を抱えたまま



いてもたっても居られない時間を過ごした。





今頃 何を どんな風に話しているんだろう・・・・泣く



不安でいっぱいだった。。。



とにかく これで 本当に 本当の お別れが来るのかもしれない。。



いや 多分 そうなるに違いない。。。





ジージ バーバの所へ


自分も行くんだーーと言って聞かない翔を


なんとか 誤魔化しながら


私の頭の中はそれどころじゃなかったけれど



翔の遊び相手をして。。。そして 寝かせた。



何時間経っただろう・・・3時間位だっただろうか。。


かなりの時間が経った頃・・・・



玄関のドアが カチャっと開く音がした。。。



とりあえず 「さよなら」 を言いに来たのだろうかうるうる。??



殴られていないだろうか泣く??



どんな顔で



どんな態度で??



一瞬のうちに 色々なことが頭の中いっぱいになりながら


私は慌てて立ち上がると 血の気が引くような思いで


玄関の方へ向かっていた。




ところが 驚くことに\(◎o◎)/! 



アトムはニコ音譜やかに・・・



「あ~~~なんか おまえの両親と話して スッキリしたよ!」



「はぁ???┐('~`;)┌」



もう クタクタだったよぉ~~ 


そうなら そうと中間報告せぇ ちゅうーーの。



「ウランの両親って 凄い人だよ!」



「何が???」



「ウランのことより 俺のことを心配してくれてた・・・」



「そうだったんだ・・・・」


はぁ。。。まじ 疲れた・・・



自分の親ながら ちょっと意外だ。。。


きっとアトムが正直に素直に話したからなんだろう・・・


アトムは 


ウランさんの事が好きで好きで仕方ないけれど


どーーしても 子供達の事を捨てる自分の罪悪感から逃れられず


元嫁と復縁した方が良いのではと思う。 


と正直に話したらしい。



すると 私の両親は 


怒るどころか



君が我子を思う気持ちは非常によく分かる。。。


だからこそ そんな君にうちの娘は惹かれたんだろう、


と言ったらしい。



そして両親は再三 確認するように



「娘を 本当に 本当に 好きなのか?」



と聞いたらしい。。



「間違いなく 好きで どうしようもないです」 



「うちの娘に対して 罪悪感を持つ必要は無い。


とにかく自分の幸せを考えてくれればそれでいい。 」



「罪悪感以前に どうして良いか分からないんです・・」


そう言ったアトムに 父が



「うちの娘を嫌いになれないまま 元妻の所へ戻って復縁して


 元妻と上手くやっていける自信はあるのかい?」



「いえ。。 もう元嫁とは無理だと思います。


きっとまた他で気をまぎらわせる人生になると思います。。。」



そう言ったアトムに母は



「子供だけの為に戻っても 


それは子供さんの為にならないでしょう?


同じこと(浮気)を繰り返して また奥さんを苦しませていたら


子供達が幸せのはずが無い。 


本当に子供達の為に戻る気持ちがあるのなら


奥さんとこれから上手くやっていくと言う固い決意の元でない限り


帰ったら、子供は不幸よ。」



そして父は



「男はデカクなれば良いんだ! 


この先大きな男になって


いつでも子供を迎えてあげられる 頼って来て貰えるくらいの 


デカイ男になれば良い。


あんたが父親なのは 間違いないんだから・・


子供の為に戻りたいんじゃなくて 自分が子供から離れたくないだけ。。


自分のためなんじゃないか?? 


子供の為と思うなら もう二度と過ちは犯さないと


決意して戻らないと 意味ないだろ?



だいたい 好き同士が無理やり別れるのは 生皮剥ぐほど辛いぞ。


それで あんた 幸せになれるのかい?



あんたが千葉へ戻ると言うなら、今後のこと


うちの娘は俺がフォロするから 心配ない。



あんたは自分の幸せと 自分の人生を考えた方がいい。



子供の人生は子供が決める、子供はあっという間に 


あと数年もすれば自分の人生を歩みだすんだから。。


とにかく 自分の事を第一に考えなさい。


どんな結果が出ようと 私達はあなたを恨むこともないから


安心しなさい」



そんな事を言ったらしい。。。。


アトムは 



「俺 お前の両親と話して 道が見えたよ、、、


明日 車から荷物下ろすね


部屋に運ぶの手伝ってね~~」



そう言った。