私が好きなインド建国の父と言われるマハトマ・ガンジーは菜食主義者としても有名だった。
独立運動を始めた三十一歳からヒンズー教徒の凶弾に倒れた七十八歳まで日常の食べ物は主に果物と牛乳だったという。

動物、魚、それに植物でも、殺される事を嫌がっているものは食べない。自ら進んで食べてほしいと願っている物だけを食べるというのがガンジーの考え方だった。
果物は熟することで、鳥や獣に運ばれて子孫を広げる事を望んでいる。
つまり自ら食べてほしいと願っているわけであり、また、乳も母が子に飲ませるためのものだと言うのである。

そういう意味では確かに果物と牛乳は「無抵抗の抵抗」のガンジーの理想にピッタリの食べ物だった。
これでガンジーはインド建国の偉業を成し遂げた。五十年間をこれだけに徹したガンジーは立派というほかない。

だから「それが良い」「ガンジーの真似をしろ」と言ってるわけではないが…音符