2024年度版 新外国人選手評価 パ・リーグ | 裏見ますたぁのブログ

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2024年度版 新外国人選手評価 パ・リーグ

 

こちらはパ・リーグとなります。育成選手は即戦力になりえないのとデータ不足・情報把握不足のため評価の対象外としています。

 

 

オリックス・バファローズ

 

アンドレス・マチャド 年俸90万ドル ★★

 

選手タイプ 技巧派・中継ぎ

 

球速B+(速い)

コントロールC(普通)

実績B-(それなりにある)

近年成績D+(微妙な域)

年俸C(妥当)
 

平均球速154キロ程度の中継ぎ投手。選手タイプとしては満遍なく変化球を織り交ぜ打たせて取るタイプ。欠陥は154キロ出るストレートでMLBでは限界を感じるレベル。日本でゴリ押しが通用するか?ストレートの制球は問題ないがやや高めが多い印象。変化球も特段強いわけではなく微妙感は残す。コントロールはまあまあ程度でコマンド能力もスライダーが怪しいがまだ許容できる範囲。成績面から言うと平凡の域。球種別から言うと平凡の域。コントロールも平凡の域。基本スタッツはどの分野も平凡の域から抜け出ることはない。凄く悪いものもないが良いものもない平凡感が漂うスタッツ。基本中継ぎだがスタッツ的には先発向き。ただ2018年を最後に先発はしていないようで先発時も平凡な成績に終わったためか中継ぎに転向後メジャー昇格している。起用法はわかりかねるが先発も一考で。大当たり大ハズレなくそれなりの成績を残す分には無難な補強の感じ。アメリカでは通用していないストレートが日本で通用するなら上振れもあるか。スタッツ的には特段優れたものはなく平凡の域から出ないが修正や矯正するポイントそして致命的欠陥もあまり見られず即戦力で使えそうなのはありがたい。★★が基本だが★★☆も考えられる範囲。伸びしろという面では少し不安。補強として派手さはないが正攻法だと思われアリだと思う。

 

 

コーディー・トーマス 年俸75万ドル ★☆

 

選手タイプ 守備型

 

ミート力D-(ない)

長打力D+(あまりない)

守備力B(問題なし)

実績D-(ほぼない)

近年成績D(限界が見える)

年俸D(割高)

 

メジャー経験がほぼない選手。目立つスタッツはなく守備型の選手という感じ。守備は特段問題は見られず日本でも通用するレベルだと思われる。問題は打撃のほう。コンタクト能力もみられず三振率は危険。なのに長打力もあまり見られないと打撃に期待できるものは少ない。昨年はAAAラスベガスという打者圧倒的有利な本拠地で.301 23HR打っているので全くないわけでもないがこの程度の成績では過去の来日外国人選手としては打率も水準未満で長打力があるともいえず日本に来ても10本+α程度までと思われ多くは期待できない。長打力もだがマイナーでも見劣る打撃成績全般のほうが気にかかる。現状日本で通用する姿が想像しにくいレベル。去年の成績から成長中であり劣化は見られないのだがそもそも過去の成績から選手タイプは変わっておらず能力にも限界が見えてくる。活躍するとなると長打力で低打率高ホームランなのだろうがなかなか想像に厳しい。育成としても外野守備固め要員としても補強としては謎感が残る。マーゴ(マーウィン・ゴンザレス)のさらに下位としてまで取る必要があるかは疑問。評価は現状低いが成長次第であって気にしない方向で。

 

 

アンダーソン・エスピノーザ 年俸30万ドル ★☆

 

選手タイプ 豪腕・中継ぎ

 

球速B(速い)

コントロールD-(かなり悪い)

実績D(元有望株)

近年成績D(低調)

年俸C(お試し価格)

 

平均球速151キロ程度の豪腕中継ぎ。2017年にトミージョン手術をしてから伸び悩んでいる選手。トミージョン手術前まではTop100に入るほどのトッププロスペクト(超有望株)と評価されていたと考えると手術の影響が大きいか。6年以上経過しても伸び悩んでいるため今後に大きな期待を寄せるには無理がある。30万ドルで契約とのことなのでお試し育成枠。昨年のニックスも素行問題があったが同じお試し枠という認識。制球面も投球内容も元トッププロスペクトと呼ぶにはかなり寂しい成績で現状通用するには厳しいか。当方でも一応支配下契約ではあるが育成扱いで紹介等簡単に触れる程度。育成・矯正・修正必須だが過去矯正・修正できている気配はなく聞く耳を持たない性格かもしれないのは不安点。お値段的にも使い物になれば儲けもの程度でのんびり見守るのが良いかもしれない。1軍でそれなりの登板があれば十分程度。

 

 

千葉ロッテマリーンズ

 

ジミー・コルデロ ★★☆

 

選手タイプ 豪腕・中継ぎ

 

球速A(かなり速い)

コントロールB(問題ない)

実績B-(成績の割に実績少なめ)

近年成績B(DVもあってか来日)

年俸 不明

 

平均球速156キロ超の豪腕投手。豪腕投手というのは球種や球速で判断しているが内容的には打たせて取る技巧派ゴロP。当然日本に来るような選手ではないが来る理由があり。昨年DVで出場停止処分を受けた訳あり選手。ロベルト・オスナ(現・ソフトバンク)もDVの過去を持つ訳あり。もちろん元ベイスターズのバウアーも訳ありであって日本に来るレベルの選手ではない。千葉ロッテは訳あり選手を安く取る戦略なのかもしれない。基本スタッツ的には来日する外国人選手では格上、ただし2021年にトミージョン手術をしておりまた過去より登板数もイニング数も少なめで酷使やロングでの起用は絶対におススメしない。また今季33歳になる年齢で劣化が出てこないとも限らない。制球・コマンド能力にも問題なし。ゴロPの傾向も好ましく普通に考えれば活躍は期待できる。不安要素は素行性格面や故障があげられる。それ以外で全く使えないという状況は考えにくいが日本の球がフィットするかも気にはなる。現状★★★で良いのだが保険として★★☆にしている。酷使や(ロング)に対応できるかというのは心配の1つ。日本に来てモチベーションの問題もある。素行性格面ははっきりとわからない部分が大きいが扱いは難しい選手かもしれない。さすがにロベルト・オスナのほうが比べるまでもなく圧倒的格上ではあるがコルデロもどれくらいできるかは楽しみな選手であることには違いない。

 

 

ジュニオール・フェルナンデス(名前訂正済み) ★★

 

選手タイプ 豪腕・中継ぎ

 

球速A(かなり速い)

コントロールD-(かなり悪い)

実績C(少しある)

近年成績D(低迷)

年俸 不明

 

平均球速157キロ程度の豪腕投手。球速はあるが技巧がないタイプなので豪腕としているが基本は三振をあまり取れない打たせて取る/打たれて取るゴロP。去年サンプルは少ないがストレートの平均は159キロとなっている。その豪腕も欠陥はストレート系で変化球全般は数字的にはまだマシで見れる。矯正・修正必須の素材・原石型。157キロ以上の球をかなり打ち込まれておりメジャーでは通用せず。昨年は綺麗なフォーシームはあまり投げていないようでツーシーム(シンカー)が基本。緩急差で変化球のほうに見れる数字が出ているが制球のほうは全般微妙。ストレートを含め矯正/修正はかなり困難だが分布を見る限り致命的まではなく改善は可能かもしれない。その際キャンプを含め早期からそしてオープン戦不振なら開幕2軍から鍛え直したほうが良いと思うレベル。中途半端やそのままで使うと現状制球面で試合を壊し破綻する姿が目に浮かぶし年間を通して1軍にいられるかは微妙。もちろん改善しない可能性も高いと思われるが試す価値はある。現時点で全く使えそうにない選手ではないが不安点がかなり大きい選手。現状だと★★と★☆で悩む範囲で多くは望めないか程度。使える選手になる可能性を秘めているからの考えでありポジティブな意見。ストレート.(シンカー系)に関しては質の問題もあり劇的に良くなることは考えにくく非力な日本人には有利に働くかもしれないくらいだが、変化球と緩急の組み合わせでゴロPとして活躍の可能性はある。

 

 

ジェームズ・ダイクストラ ★

 

選手タイプ

 

球速 不明

コントロールD-(悪い)

実績E(全くない)

近年成績E(全くない)

年俸 不明

 

詳細不明の謎補強。千葉ロッテは年俸等の詳細を発表していないので不明な部分が多いが、球団発表では背番号41とのことで支配下登録であると判明。ただ選手のデータもほぼなくわからない部分が多い謎選手。今季34歳になるシーズンで経歴から言うとAAAまで経験しているが全く通用していない。一応メインはA+(High A/Adv A)ないしAAレベル。日本で言えば3軍と4軍の上位。一昨年はメキシコと独立リーグ、昨年も独立リーグ(アトランティックリーグ)で中日のディカーソンとチームは異なるが同じ地区だったよう。独立リーグでも微妙な成績だったようでなぜ獲得なのかはわかりかねる。一応動画を探したのだが古いものばかり。ホワイトソックスドラフト6巡目の選手ゆえに映像は残っているのだが、近況が全くわからないのはお許しを。少なくともデータで見る限り即戦力になる可能性はほぼなくお試し程度。支配下ではあるが育成レベルの年俸と思われる。かなりのノーコンなのと奪三振率からはゴリ押し系だと思われるが実戦を見ないと判断できず。現状1軍戦力になる可能性はほぼないと思われるので育成同様この選手に関しては紹介程度で済ませておく。

 

 

福岡ソフトバンクホークス

 

東北楽天ゴールデンイーグルス

 

 

埼玉西武ライオンズ

 

アルバート・アブレイユ 年俸100万ドル ★★

 

選手タイプ 豪腕・中継ぎ

 

球速A(かなり速い)

コントロールD(悪い)

実績B-(それなりにある)

近年成績C(戦力にはなっている)

年俸C(妥当)

 

平均球速157キロ程度の豪腕投手。現時点でライオンズは先発投手を補強しておらずアブレイユも中継ぎ投手。また顔ぶれを見るとアブレイユが今年の本命で彼がダメだった場合は投手陣は全滅が予想される。球速はあるが欠点的にはストレート系。シンカーに分類されているが曲がりは小さく見分けにくい程度でほぼストレートと同じ認識。ストレート系のコマンド能力も微妙で高めが多いのがストレートで低めは高速シンカーに多い認識。sinker=沈むなので低めが基本であって高めは沈みそこないないし制球ミス。この球速帯にもかかわらず比較的苦にされず打たれているがさすがに日本ではもう少し通用すると思われる。チェンジアップとスライダーを持ち合わせるが使えているのはスライダー。これ以外の球種は打たせて取るタイプのデータとなる。当然のことながらコントロールは悪くコマンド能力も不安。試合を壊す可能性レベルにあり矯正必須だが実績がなまじある選手なのでそのまま使うと思われるのが不安材料。比較対象とするならば前任者のティノコも矯正をおススメしたがその形跡はなく。ティノコより球速は上回るがノーコン具合はアブレイユのほうが深刻。ティノコはアメリカ以上に日本でも制球を乱したがアブレイユは同程度かさらに不安定までは覚悟で。全般スタッツは悪くはないが凄く良いわけでもなく制球面の克服をすればさらに安定した成績を残せそうにも見えるが個人的に西武のコーチ陣にあまり良い印象がない。強制しないのか放任主義・好き勝手なのか素材そのままの印象があり矯正されるかは怪しい。即戦力ではあり全く使えないという可能性は低いと思われるが現状素材型の印象で矯正・修正次第でもう少し良い成績も見えてくるのだがどうか?評価のほうはそのまま使うと仮定して様子見。多くを期待するには酷だがそれなりの戦力として。補強としてはアリだがもう1人補強してほしかった(ヤンは除外)

 

 

フランチー・コルデロ 年俸70万ドル ★☆

 

選手タイプ 中長距離型

 

ミート力D-(ない)

長打力B(ある)

守備力D-(最低限)

実績C(少しある)

近年成績D(MLBでは使いづらい)

年俸C(妥当)

 

西武は近年スパンジー(スパンジェンバーグ)タイプの中当たり路線の補強をしてきたが、今年は長距離砲そして大当たりor大ハズレの路線に切り替えたよう。コルデロも長打力はあるが当然粗い打者。三振orホームランタイプのギャンブル補強。基本は低打率高ホームランというタイプ。コンタクト能力に欠けプル(引っ張り)が目立ち打球方向も限られるので打率面での向上は困難。マイナー時代から対左を苦手にしている数字は見られる。長打力はある程度まであるようだが中長距離打者としてみており過度な期待は禁物。守備は絶望的まではないが最低限レベルしかなくマイナスにはなれどプラスになる部分はない。1塁と外野が考えられるが1塁の数字がかなり悪いので消去法でも外野となる。一応DHという選択もあるが競争になるのは必至。このタイプの選手は基本ハズレ目線で当たれば儲けもの次第なので評価にする際どうしても穴・欠陥が多い分低くならざるを得ないのだが気にしない方向で。オグレディが.213 15HRだったがこの水準は案外コルデロの成績で予想できる良いラインだと思われる。打率面で下回る可能性は普通に考えられシーズン中1割台も当然想定の範囲内。長打力で超えてくるようなら十分な活躍だと思われる。補強としては強いチームなら守備面も含めナシだが弱いチームならアリかなという印象。野手3人制で(西武は2人)1枠は本命ではなくお試し枠でこういう選手がいてもいいよねというタイプ。西武ファン以外過大な期待はかけず見ているぐらいで良いと思う。

 

 

ヘスス・アギラー(アギラル) 年俸150万ドル ★★

 

選手タイプ 中距離打者

 

ミート力C-(劣化傾向)

長打力C+(劣化が見られる)

守備D+(1塁専門なら)

実績B(ある)

近年成績D-(劣化が目立つ)

年俸D(割高)

 

今年ライオンズ野手の目玉選手。ライオンズは例年外国人選手の年俸がアバウトというか大雑把な発表なので鵜呑みにはしない方向で。出来高コミコミの可能性もあるが日本円で2億円を超えるかなり無理をした感ある補強。今季34歳になる選手で劣化も見られる状況では割安感は特段ない。今年はスパンジー(スパンジェンバーグ)の系統からの脱却でコルデロとアギラーを補強。コルデロの粗いギャンブル枠に比べるとアギラーはそれなり感がある補強。コルデロが大当たりor大ハズレとするとアギラーはそれなり中当たりを狙う路線。スパンジー路線ではあるが伸びしろのない中当たり路線。コルデロとの比較では実績や格はアギラーのほうが圧倒、スタッツも総じてアギラーのほうが上で単純に期待値も上。ただし劣化しているのと大当たりレベルを望むならコルデロに賭けているという感じ。アギラーに大当たりを望むのは年齢的にも酷だと思われる。まずストレートへの対応が悪くなり劣化を感じさせる。変化球にもある程度ついていける内容だが見極めが甘くなっているようで近年ボールゾーンを振る傾向になっている。長打力は近況を考えると望み薄で期待には応えられないかもしれない。それなりと言っても.200台前半が基本でせいぜい.250近辺までとみる。ホームランも想像しにくいが近況なら10本+α程度で20本まで打てるかは微妙。比較対象を挙げるならばマキノンの成績.259 15HR辺りが期待値に近いか。打率面で超えてくる可能性は低いと思われ長打力で可能性を残すか程度。年俸や成長を考えるとマキノンを切ってアギラーではあまりメリットを感じない。また格上選手である巨人のオドーアと比較すると劣化はまだ緩やかであり打撃スタッツもある程度維持していることからアギラーのほうが可能性は感じる程度。守備に関しては1塁想定。1塁の比較でもコルデロよりはマシでそれなりの守備は期待できるがそれなりまで。DH枠を使うならコルデロのほうがありそうだがその成績を残せるかは怪しい。老いても実績面ではコルデロを上回る可能性が高いため年俸が高い分には理解できる。評価のほう悪く思われがちかもしれないがこれでも優しくマシなほうだと思う。ただ補強に関してのメリットが当方にはわからないままではある。

 

 

ジェフリー・ヤン 年俸50万ドル+出来高(最大30万ドルまで?) ★

 

選手タイプ 豪腕・中継ぎ 

 

球速 詳細不明(150キロ台は投げられるとのこと)

コントロールE(絶望的)

実績E(全くなし)

近年成績D-(下位レベルでも水準に届かず)

年俸E(意味不明)

 

この選手については現状育成レベルとみています。育成選手は1軍で戦力になる可能性が低いうえにあまりにデータもないのでわからない部分が多いため避けています。基本紹介・評価しないのですが一応支配下・高額年俸での契約とのことで触れておきます。スタッツから即戦力になる可能性はほぼなく実績もデータもほぼない状況で、調べる方法も気力も余裕もありませんしその価値も感じません。意味不明の補強で現状分析評価するに値しません。過去ライオンズで言えばキャンデラリオのようなネタ枠・お笑い枠に入れておきます。1年ないしそれ以上の期間育成してどうなるか状態ですが、派手なパフォーマンスは良いにしても素行性格面でコーチ陣の指導を受け入れるかは怪しいとしか思いません。パフォを面白いと取るかは個々にお任せしますが、当方的には全く気分が良いものではないと思っています。マイナーだからまだ許されていたのでしょうか?好き嫌いは関係なく現時点で全くの実力不足であり触れるまでもありません。才能があるならばシーズン途中に上がってくる機会があるかもしれませんしそこに期待しておきます。

 

 

北海道日本ハムファイターズ

 

パトリック・マーフィー 年俸80万ドル ★★

 

選手タイプ 豪腕・中継ぎ

 

球速A(かなり速い)

コントロールD(悪い)

実績D(ほぼない)

近年実績D(低調)

年俸D(割高)

 

平均球速155キロ程度の豪腕中継ぎ。豪腕と分類しているが球速面からそして技術に不足感あって技巧派ではないという判断。スタッツ的には打たせて取るゴロPの傾向がみられる。ゴロP自体は良いことだと思うのだが打たせて取るのか打たれて取るのかが微妙な領域。球種別にみても特段優れたものはなく平凡さが漂う。155キロのストレートは決して弱くはないが強くもなくコンタクトされている。変化球に致命的欠陥も見られないが特筆するものもなく平凡の域でカーブ系の制球は怪しい。それなりに三振を取れてそれなりに打たれる系。四球率は悪い程度だが打たせているということを考えると数字より悪い印象。ストレート系も高めが多いのとコマンド能力は見られない。シンカー系はストライクを取る分には問題ないがコマンドは微妙。制球面で試合を壊す可能性は残されており矯正/修正は必須に近い推奨にしておく。それから少ないサンプルではクイックが全くできていないのでその可能性も考慮に。全般完成度が高いとは思わず粗さが目立つ素材型選手。去年はメジャー昇格できずマイナーでも微妙な成績。メジャーでは限界を感じる数字で能力的にも限界は感じる。バーヘイゲン(評価対象外)を獲得する前までは今年日本ハム投手の目玉扱いだったため厳しめの指摘をしていた選手。目玉というにはあまりに寂しい補強だったからであり2番手以下なら変わってくる。先発転向案もあるようだがスタッツを見る限りゴリ押し・短いイニングでごまかすほうが良さそうで先発では手詰まり限界が見えてきそう。またスタミナ面もわからないのでおススメめはしない。さすがに今年の目玉ではなくなった分優しくなれるが成績を残せるかと言われればなんとも微妙な領域で物足りない感が残る。化けるとしたら中継ぎだろうが根本から言えば化けてもある程度で限界はありそうなスタッツ。評価は中立・それなりの★★にはしているが★★と★☆で悩む範囲。ポジティブでの★★という感じではなく★☆にする根拠には乏しくそこまで酷くもないかなという見立てから。

 

 

アンドリュー・スティーブンソン 年俸75万ドル+出来高 ★★

 

選手タイプ 守備型

 

ミート力C(普通)

長打力D-(非力)

守備力B(問題なし)

実績B-(それなりにある)

近年成績D(非力で限界が見える)

年俸B(割安)

 

日本に来るのが珍しい俊足・守備の選手。非力な選手でホームランはあまり期待できない。一応AAA/ILで16HR打っているので全くないわけではないがゴロ比率が高い選手でフライそのものが少ない。俊足を生かすにはフライでは意味がないというのもあるし広角を意識している打ち方でプル(ひっぱり)が少ないためで非力な選手にホームランを望むこと自体矛盾している。近年の成績からホームランはシーズン1桁程度まで。守備系の選手で外野の守備に特に問題なし。肩(アーム)が弱いとされるが致命的弱肩までではなさそうだが水準未満のよう。走力に関しても速いほうだと思われる。一応マイナーでの通算盗塁成功率は76%程度MLBで79%程度とみられ日本の感覚で言うと一定水準以上はありそうで走塁センスにも問題ない。問題となるのは当然打撃。先述したように非力でホームランはほぼ望めない。レベル高いリーグであればなおさらで年間10本未満は想定内、5本前後も覚悟の範囲。それからコンタクト能力が非力な打者としては若干危うい感。その危ういデータとしては非力な打者には珍しくストレート系にはそれなりだが変化球に弱い傾向というのがある。非力な打者ほど変化球対応は優れていることが多いのだがこの選手は逆。そして落ちる球に弱そうな傾向としてスライダーやスプリット/フォーク系を打てていない。またボールゾーンのスイング率が非力な打者としてはかなり悪いのは深刻。変化球の見極めが不十分だと思われこの辺りが打撃面でかなり苦しむと思われる。公称身長は6' 0"(183㎝)だが5' 11"(180㎝)もあり外国人選手としては小柄で日本人選手の1人として見るほうが良いかもしれない。走攻守のうち打が問題という珍しいタイプ。補強としては正攻法で納得できる補強の1つ。評価のほうは★★☆と★★で悩む程度で悪くはないし興味ある補強。この評価は打撃面ではマイナスだが守備面での貢献度を考慮しており数字には残らないところを評価しているのもある。最終的に派手さのない平凡な成績になる可能性は高く人によって評価については受け取り方が違うと思われる。外国人選手に期待するものとして打撃面特に長打力であってファンが望むような長打力は期待できないであろうことが難点。打撃のほうに見劣るスタッツが複数ありこれが克服できるかどうか。それなり系の選手としては1段上の成績も見込めそうな感じで期待している。

 

 

アニュラス・ザバラ 年俸75万ドル+出来高 ★☆

 

選手タイプ 豪腕・中継ぎ

 

球速A(かなり速い)

コントロールE(かなり悪い)

実績E全くない)

近年成績D-(マイナー暮らし)

年俸D(割高)

 

平均球速(参考)で159キロを投げる豪腕投手。マイナーでも100マイルを超えており、162キロ程度までは出るよう。この豪腕をもってしてもメジャーはおろかAAAでも使えずAAとのエレベーター状態の現状ではどうしようもない。悪い部分の動画があまりないのだがデータからは悪い部分しか目に入ってこない。極度のノーコンで日本では過去の来日外国人選手の成績からは現状ほぼ使えないレベル。160キロの球の割に球速感もあまり感じず苦にされず打たれている。データが少なく判断できる部分に困るがこれではどうにもならず2軍での矯正・修正は絶対条件/必須。この選手に関しては実験枠と捉えている。似たような状況なのが西武ライオンズのジェフリー・ヤン。実績面でも動画を見てもまだザバラのほうがマシに見えるのだが1軍云々ではなくかなり低い次元での話。開幕2軍想定でここから1軍で通用までとなると矯正に相当期間を要すると思われるし本人にその気があるかどうか?ヤンもだがそういう気がないから今の成績なのであって望み薄な部分は仕方ない。日本人選手のように修正を受け入れることは少ない印象で多くは望まない方向で。160キロを投げて現状日本で言う2軍ないし3軍までしかない選手に多くを望むのは無理がある。一応ヤンよりは可能性はあると思われるし見る機会はあるかもしれないと期待しておく。

 

 

フランミル・レイエス 年俸100万ドル+出来高 ★★

 

選手タイプ 中長距離型

 

ミート力D(ない)

長打力B(ある)

守備力E(DH専門)

実績B(ある)

近年成績D(低迷中)

年俸B-(やや割安)

 

打つ専門の選手。守備のほうはかなり危険で最低限レベルあるかすらも怪しい程度なのでDHしかない。日本ハムの外野陣はパリーグの中でも上位に入る布陣でわざわざ守備に欠陥があるレイエスを守りにつかせる意味はない。打撃に関してはコンタクト能力に欠けるが打つだけならば今年の新外国人選手の中では上位の部類。上位の部類だが例年に比べるとレベルは過去の中でも相当低い年なので期待値はそれなりまで。比較対象としては西武のアギラー辺りが候補か。アギラーより粗いが打撃成績全般は同等ないしそれ以上の可能性はありそう。ただアギラーよりも粗い分コルデロのような低打率高ホームランタイプになりそうなのも注意。打率は.200台前半で.250近辺までは可能な範囲だが劣化がどうか?ホームランは20本以上打てる素質はあるがこちらも変化球対応やコンタクト能力に粗さが目立ち不安定で上振れ下振れ上下幅がありそうで予想しづらい。アギラー評価の際に出したマキノンの.259 15HR辺りが目安で打率面は届かない可能性が高いとみるがホームランは超えることも期待できるかもしれない。守備はコルデロ(コルデロよりも不安)が近いと思うが守る機会はなさそうで打撃面ではレイエスのほうが全般優秀で期待値も上を見込めそう。アギラーと同等を見込むとすれば年俸100万ドル(アギラー150万ドル)はやや安いかなという印象。コルデロが70万ドルなので結果はわからないが開幕前までなら年俸=期待値順ではある。どちらが活躍するか楽しみ。爆発するならレイエスのほうに感じるが不発/大ハズレの可能性もレイエスのほうが高そう。基本それなりの★★評価にしているが★★☆の可能性も望めるが★☆大ハズレの可能性も十分に考えられる選手。コルデロの上位というと誉めていない表現かもしれないが同じギャンブル系(大当たりor大ハズレ)としてはコルデロよりは当たる可能性が高いかなという感じ。補強として日本ハムは最下位なので起爆剤として考えればアリかと思う。