上海市は引き続きグリッド分割原則を堅持 後続の核酸スクリーニングと管理作業を段階的に展開

上海外事 2022-03-21 21:39

3月21日午前行われた上海市感染予防抑制に関する記者会見で、市衛生健康委員会鄔驚雷主任が以下の内容を公表した。320日、当市では新たに新型コロナウイルス肺炎地元確定症例24例と地元無症状感染者734例が報告された。確定症例24例のうち、クローズドループ隔離管理下で発見されたのは22例、関連リスクある者に対するスクリーニング検査で発見されたのは2例。無症状感染者734例のうち、クローズドループ隔離管理下で発見されたのは652例、関連リスクある者に対するスクリーニング検査で発見されたのは82例。

 

確定症例24例は、市の専門家グループの立会診査を経て、その疫学行動歴、臨床症状、実験室検査と医学画像検査の結果等を総合して、いずれも新型コロナウィルス肺炎確定症例(軽症)と診断された。

 

無症状感染者734名はいずれもクローズドループ隔離管理、またはリスクある者に対するスクリーニング検査の中で核酸検査結果の異常があり、市疾病予防管理センターの再確認で新型コロナウイルス核酸検査陽性と判断された。市の専門家グループの立会診査を経て、その疫学行動歴、臨床症状、実験室検査と医学画像検査の結果等を総合して、734人とも新型コロナウィルス肺炎無症状感染者と診断された。

 

本日公表の陽性感染者758名はクローズドループ管理下で市内の新型コロナウイルス肺炎指定病院に搬送され、隔離治療・隔離医学観察を受けており、現在状況が安定している。

 

3219時現在、今回の感染状況に関連して市全体で既に上海にいる濃厚接触者が累計24675人判明され、すべて管理措置が実施され、うち22421人の核酸検査結果は陰性で、残りは検査中である。

 

既に上海にいる濃厚接触者の濃厚接触者が累計60024人判明され、すべて管理措置が実施され、うち56711人の核酸検査結果は陰性で、残りは検査中である。

 

疫学調査とリスクアセスメントに基づき、複数の地域の人員に対してスクリーニング検査が行われ、既に報告された確定症例・無症状感染者を除き、これまで出た結果はすべて陰性である。

 

ここ数日、陽性感染者が比較的に多く報告されているのは、これまでのスクリーニング検査の結果が反映されたためである。感染者の収容を速めるために集中隔離治療施設も増やされている。これが「市中感染者数の動的ゼロ」を実現するための基礎作業である。引き続き皆様の支持を願いたい。現在、上海は複雑かつ厳しい感染拡大の試練に直面している。我々は「外部からの流入と内部の感染再拡大を同時に防ぐ」という全体策と「動的ゼロ」の全体方針を堅持し、問題点の早期発見・解決を進め、データ分析・科学的検討判断・種類別処置を強化し、スクリーニング検査実施案の整備・検査能力の向上・組織運営の最適化により、検査すべき者がすべて受けられるようにしていかなければならない。そして、積極的に社会全体の関心事に応えるように発信を強め、市民がより多くの感染対策知識を身に着け、高い自律意識で自己防護をよくするように呼び掛けていく。みんな心を一つにし、自信を固め、感染予防抑制の阻止戦に勝たなければならない。

 

市内各区域における人員核酸スクリーニング検査の状況

 

潜在の感染伝播リスクをできるだけ早く見つけ出すために、グリッド分割方式が取られている。それによりスクリーニング検査の面を広げ、ウイルスの伝播をいち早く断ち切りたい。

 

316-17日に行われた重点区域核酸スクリーニング検査を受けて、我々は全市の各街道・鎮に対してリスクアセスメントを行い、各レベルに分けた。それぞれリスクレベルの違う街道・鎮に差別化措置を取り、区域別・種類別のスクリーニング・管理を実施している。18-20日の三日間で、我々は一部の重点地域に対して核酸スクリーニング検査を行うと同時に、非重点地域の人員に対する核酸スクリーニング検査も一回実施し、累計3000万人分以上検査した。検査で発見された陽性感染者を分析した結果、非重点地域より重点地域の検出率が高いことが分かり、更に、感染者の地域分布がいくつかの地点に集中する現象も見られた。陽性感染者に対して既に隔離治療・隔離医学観察の措置が取られている。

 

ここに、スクリーニング検査に対する皆様のご理解・ご支持・ご協力に改めて感謝を申し上げたい。まさにそのおかげで、隠れたリスクが早期に発見され、後続作業の土台が固められたのである。

 

後続のスクリーニング検査措置

 

重点地域と非重点地域に対するスクリーニング核酸検査を通して、発見された陽性感染者の時間・空間・人員間の関連性に基づき、それぞれの人間関係・発症時間・地域分布の特徴を分析した上で、我々は検討判断し、引き続きグリッド分割の原則で、新たなスクリーニング核酸検査の範囲を決め、「街道・鎮―住宅区―建物」という順に段階的に後続のスクリーニング核酸検査と管理作業を展開していく予定である。

 

16-20日の間に行われたスクリーニング検査の状況を検討判断したうえで、我々は状況別に後続のスクリーニング検査を展開することにした。陽性感染者が報告された街道・鎮に対していち早く疫学調査を実施し、濃厚接触者・二次濃厚接触者の判明、感染者所属住宅区の管理作業・スクリーニング検査を実施する。それでもその対象住宅区から依然として陽性感染者の報告があった場合、感染者の所属建物の管理作業を実施し、その他の建物は管理解除となる。状況が複雑な街道・鎮の場合、その具体状況に基づき随時検討判断し、対応措置を取ることとなる。

 

 

321日朝、市衛生健康委員会が以下の内容を公表した。20223200時から24時にかけて、当市では新たに新型コロナウイルス肺炎地元確定症例24例と地元無症状感染者734例が報告された。うち確定症例22例と無症状感染者652例は隔離管理下で、残りは関連リスクある者に対するスクリーニング検査で発見されたのである。境外流入新型コロナウイルス肺炎確定症例17例と無症状感染者2例が報告され、いずれもクローズドループ管理下で発見されたのである。