シフト勤務が始まると
想像以上に夫との時間が減った
三交代のシフト勤務だったので
お互いの寝顔しか見ない日もある
それだけでも十分ツラいのに
平日休みとなると
私の友人とも休みが合わないから
休みの日がとても孤独になってしまった
見込みが甘かったな…
夫の方も肩書が付いたりして
結婚当初より段違いに忙しくなってた
だけど
夫は私のために
苦労しながらも時間を作ってくれて
私の休みに合わせて有給取ったりして
一緒にいられるように努力してくれた
感謝しかなかった
こんな生活が続くなら、という思いで
夫に仕事を辞めようかなと言ったら
「せっかく頑張ってきたのに
今辞めたらもったいないよ。
君が嫌ならしょうがないけど
もし俺のためにと思うんなら
心配しなくていいから。
お互い頑張っていこうよ」
と言ってくれた
ありがとう…
2人の時間が合うときは
とにかくいっぱい会話した
会えない時間を埋めるように
お互い無理してたように思う
だからだろうか
ほとんどケンカしたことなかった
今なら分かる
これも”すれ違い”の1つだって
お互いが自分の心に蓋をして
言いたいことも言わずに
相手のことばかり考えてる
とても不自然な状況
言ってみれば
”仮面夫婦”のようなものかもしれない
だから
1人になる度に落ち込んだ
私の休みが休日に重なったときは
たぶん
夫も同じだったと思うけど
疲れてても元気なふりをして
2人で必ずお出掛けをした
私はその度に
お休みなのに疲弊していき
1人の休日のときは
起き上がれないほど爆睡してた
無意識のうちに
救いを求めていた
そんな日々の中
やることもない1人休日に
気分転換にと街に出てカフェに行ったら
「あれ？久しぶり！」
不意に声を掛けられた
元カレだった
私は”救い”を見つけてしまった
【BACK NUMBER】
遅過ぎた後悔 本気で好きだった 身体を許す時 歪んだ猜疑心
