Audibleで浅倉 秋成の六人の嘘つきな大学生を聴こう。
この物語を聴いて思う事は熟、就活、人間という物が醜い。
登場人物の誰かが言っていた就活の気持ち悪さ。
滅茶苦茶共感してしまいました。
面接官の立場からしたら、就活生の裏の顔まで見抜けない間抜け、そして作られた発言内容を只管聴き続ける作業。
遺憾無く気持ちが悪い。
棒読みのセリフを真摯に聞き入る大人は居ない。
本人は一生懸命だけど直前まで固められた当たり障りの無いつまらぬ発言を言う為に数ヶ月を無駄にしていると思うと愚かでしか無い。
そして、人間の気持ち悪さ。
どんな時も人の愚かさに呆れてしまう。
無口な奴も数年経つと会話も出来る様に成る。
それは、平凡な人間だからか、環境に染まりやすい愚かな凡人だったか。
ハズレを選ぶ大人の見た目した人間達に蔑みを向けて、周りを滅茶苦茶にしようとする奴ら。
どちらが正しいか分からないが、この汚い集団を作った奴、入っていながら異常に気付かない人間。
どれを取っても苛立ちを覚える選択肢にスパイスが効いた事件。
爆弾が爆発したら、おもんない日常は変わるのか?
変わりまくった先に訪れる結末。
皮肉がとても共感したミステリー。
一点二点する所にも注目です。
果たして、犯人は誰だろう?
そして、キーワードは・・・
簡単に確信してはいけません!
良い展開で気持ちが右往左往したミステリーをありがとうございます!