マーケティング的になにかアイデアを考えるときに、
わらしべ長者を頭に思い浮かべるとあまり間違わないような気がします。
わらしべ長者はみなさん知ってると思います。
こんな感じです。
ある貧乏な村人がお地蔵さまに、「なんかうまくいかないんですよ」と相談しました。
そしたら、そのお地蔵さんがこう答えました。
「今から、最初に手にするものを大切にするんじゃ」
村人は転んでわらを1本つかみました。
アブが飛んできたのでアブをわらにくくりつけて歩いた。
泣きじゃくる赤ん坊がいたので、それをあげた。
そしたら母親がミカンをくれた。
そして歩き続けると、のどの乾いた女の人がいてミカンをあげた。
そしたら反物もらった。
どんどん交換していくうちに大金持ちになったというお話。
これマーケティングの根本かなと思うんです。
必要としている人に必要なものを届ける。
必要な人には売れる。
必要としていない人にモノを売ろうとすると苦労する。
ということが案外難しい。
なぜか必要としていない人に売ってしまう。
逆に言えば、必要としている人が見えない。
多少必要としているかも、くらいのラッキー狙いで売ってしまう。
商売はバクチではないので、勝算がない勝負はすべきではない。
でも、売れないだろうと思って売ってもそれはよいと思う。
情熱と想いと開き直りがあればいいと思う。
世の中にはいいものでも売れないものはある。
ゴッホの絵は生前売れなかった。
だからってゴッホに絵をかくなとは言えない。
そういうことってあると思う。
ゴッホの絵をゴッホが幸せにするために売るということはありですね。
そういう仕事がしたい。
スポットライトが当たってないばっかりに売れない。
そんなこともあるので。
いかに、スポットライトを当てるか。
いろんな人に「それ面白いじゃん」って気づいてもらうか。
そんなことをしたいですね。
わらしべ長者最強説から、やっぱり売れなくてもいいんじゃないかとまで考える。
売れることがすべてじゃないよね説に。
いつも思考はこういう感じ。
でも続けるために売れて欲しい。
続けるはとっても大変。
世の中の続いてるは尊敬しかありません。
たくさんの続くを創る。