昨日は川崎の酒屋さん「青木萬吉商店」で打ち合わせでした。

なんの打ち合わせかと言うと、

酒屋にギタリストの方に来てもらってライブをやるんです。

 

日程は97日(土)15時開演です。

 

ぼくはこう思うんです。

これからのお店はモノを売る場所じゃない。

地域の劇場であり、地域のコミュニティスペースであり、

地域の学校であり、地域の美術館である。

 

10年後になんでモノしか売ってなかったんだろうね。

笑っちゃうね。

 

こうなると思うんですよ。

 

世の中の進化はすべて必然で、誰にも止められないし無理して止めなくてもよくて。

 

例えばネットでモノが買えるようになる。

最安値が一瞬で分かるようになる。

重いものを宅急便のお兄さんがやすやすと玄関まで持ってきてくれる。

 

お店にいかなくてもいいよね。

 

こういう状態がどんどんできていくことにより、

お店本来の機能が発揮される。

 

江戸時代のお店はモノだけを売っていたのだろうか。

 

室町時代の、もっと昔の縄文時代、

モノとモノの交換はどうしていたんだろう。

 

モノを売るっていうことをさかのぼればさかのぼるほど、

人と人が出会う場所みたいな風景が見えてくる気がするんです。

 

モノが買えるというのは一つの機能で、

そこにキャッシュポイントがあるのは間違いないけども、

お店はそんなーーもんじゃない。

そう思うわけです。

 

住宅だけが並ぶ街並み。

気持ち悪いですよね。

 

お店は街の余白をつくり、街に声を生みます。

挨拶だったり、立ち話。

 

そこらへんをもっと掘っていきたいですね。

その考えの一つが酒屋ライブ。

「青木萬吉商店半径2メートルライブ」

こう名付けました。

 

コンサートホールでもどっかのライブ会場でも、

半径2メートルの中でミュージシャンの生演奏を聴くってそうない。

 

お店だからできる。

狭さは強みです。

 

すべての仕事はエンタメになる。

 

ぼくの考えを実践していきます。