暑くて体が溶けてしまう・・・。
そうそう、前回記事の「猫侍」だが、主演の猫ちゃんの名前は「さくら」と「あなご」であった。
「すみれ」と「おでん」じゃあなかった(笑)
・・・歳をとると、こういった語感が似ている間違いがよくあるんだよ!
私なんか「あれ?違ったかな?」と思ったら調べるからまだましなおっさんなんだよ。
ほとんどの人はその後調べないから。
でも「さくら」と「あなご」でも変だよねェ?
時代劇ついでに・・・
江戸時代の「虎」の絵について。
戦国時代末期の朝鮮出兵で、加藤清正の虎退治など有名だが(私の地元横須賀市浦賀では「虎踊り」なる重要無形文化財があって、400年くらい続いているらしい)日本に虎が生息していた事実は無い。
なので、江戸期には虎の絵を描かされた絵師は、「猫」を見ながら「虎」をかいたようである。
「虎」は十二支の中にも登場するので、水墨画の絵師にとっては描けて当たり前のモデルだったが、いかんせん猫を見て描いているので迫力が無い。
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「にゃあァァァ~」っていいそう。
毛皮は輸入されていたので、虎模様はそう間違いない。
江戸から明治になって描かれた虎は、江戸時代の絵師が描いたにもかかわらず「弩迫力」
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パリ万国博覧会金牌賞(1900年)
セントルイス万国博金賞(1906年)
この絵は値段が付けられないそうだ。
何見て描いたら、こんな迫力ある絵になるんだろう?
一休さんに出てくる、屏風に絵描かれて夜な夜な徘徊する虎がこれなら納得する。