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私はマンガを3000冊近く持っていたんだよ。


古本屋に売りに行った時、日産のバンで満載し、しかも往復したんだよな。


売り上げは30万円越え。


中には初期の「ルパン三世」や大型版「火の鳥」もあった。

「サザエさん」の一巻なんて『170円』とかだったのが、買取額1000円だった。

「こち亀」の作者は『山止たつひこ』(山上たつひこ氏から苦情が来て「秋元治」の本名にした。)版がやはり買取額が高かった。

「あさりちゃん」や「ゲームセンターあらし」とかも元は¥320なのに、買取額はそれを超える世界だな。

変ったところでは「信長」(池上遼一)がある。これは連載途中で比叡山だか本願寺だかが文句言ってきて、なんとか連載を止めさせようと画策して、ついに連載打ち切りにしてしまった作品なんだな。これの最終巻の8巻はまんだらげで10000円(初版しかない)。

あと「銃夢(ガンム)」(木城ゆきと)は途中から裏側にバーコード表記が入って、入っていないやつは高い。

少女漫画だと「動物のお医者さん」(佐々木倫子)なんか今は売れっ子だが、当時はしょぼいマンガ家だった。


BANANA FISH(1): 1 (フラワーコミックス)/吉田秋生
¥価格不明
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↑これなんか好きだった。内容はまったく少女マンガにありがちなつまらない恋愛や学園モノではなく・・・映画で例えるなら「TAXI」「アンタッチャブル」「ボーンスプレマシー」「ハッカー」に「ワンス アポナ タイム アメリカ」や「ゴリラ」「ダイハード」と「レオン」「スカルズ」を足して混ぜて割ったような・・・はなし。あ、「ジョニーは戦場へ行った」と「ランボー」も入ってるかな・・・。

ともかく、この漫画買ってから少女マンガ馬鹿にしなくなったよ。

「王家の紋章」は途中から見なくなったがな(作者の細かいコメントがゥザクなった)。


三国志 (5) (希望コミックス (21))/横山 光輝
¥440
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横山光輝の「三国志」なんか連載で読んでいてこりゃ全75巻くらいになるんじゃないかと思っていたら、全60巻。これは横山光輝が参考にした「吉川英治」の小説三国志が諸葛孔明のの死で終わりにしているからなんだが、そこまで一緒にしなくたって・・・。
あと、この漫画三国志には外伝が2冊あるのだが、はっきり言って本屋では見つけることが出来なかった。取り寄せ注文した(1年待ったんだよ)。
今では出版社自体が存在しないので、文庫本になっているクソ小さな文字のアホみたいなページ数のを買うしかない。作者も死んでいるから、色紙なんか(当時の連載誌でよく抽選プレゼントをやっていた)サイン入りならいいプレミアだろうな。

さて、最後だが外せないのは「手塚治虫」
マンガの世界では「手塚治虫」の漢字四文字で「か・み・さ・ま」と読むくらいなので、多くは語らないが、彼の作品で困ったことは『セリフが頻繁に変更されている』という事である。
「火の鳥」「ブラック・ジャック」「どろろ」「ブッダ」「陽だまりの樹」「グリンゴ」「アドルフに告ぐ」「ファウスト」など持っているが、最近のは読んでいて痛い。
なぜ手塚が「30円ザムライ」(どろろにでてくるセリフ)を、「きちがい」「片輪」と同様に変更したのか私には理解できない。
「みなもと太郎」の漫画(風雲児たちとか)みたいに、手塚作品にも『ギャグ註』を入れて欲しいな。ワケ解らなくなっているセリフ、沢山あるからな。
今のガキじゃ分かんない言葉、沢山あるだろうな。