<5年位前、新幹線車内にて>
仕事で知り合った方が
「昔は、新幹線に食堂車があったから、良かったなあ。
あそこにいると、ついついお金をつかっちゃうんだけど
それが楽しくてね」
とおっしゃっていました。
新幹線の食堂車。
「確か、7~8両目くらいにあったなあ」
という程度の記憶しかありません。
私は、一度も利用していなかったので・・・。
東京から新幹線に乗ると
私は、名古屋まで寝ます。
約二時間程度、
京都や新大阪で降りることが多いからかもしれませんが、
あとの一時間は、本を読んだりゲームをします。
そして、新幹線に乗るときに必ず東京駅のホームで買った
缶コーヒーでした。
たいてい、出発と同時に飲みはじめ、すぐに飲みきってしまう。
そして、寝る。
そんな私が、食堂車の贅沢を知る由もないため、
いつもよくしてもらっている方にお話ししました。
すると
「僕もよく食堂車を利用したよ。最近は、超豪華列車には装備されているけど、
庶民の新幹線にあったのが懐かしい。
営業を始めたらすぐに移動していたんだけど、ビールがぬるいんだよ。
だけど美味しい。ぼくはよくカツカレーを食べたね。
非日常な優雅な時間を楽しめるから、価値は十分あったよ」
とのこと。
完全に新幹線から食堂車が消え10年以上たつそうですが、
少なくとも
私の周囲に二人は、食堂車に価値を見出していたことになります。
きっとたくさんの方に支持されていたのでしょうね。
私が、移動の道具として利用していた新幹線を
贅沢な空間としてくつろいでいた人。
どちらが正しいとはいわないですが、
私に余裕がなかったのは事実ですね。
余裕をもてない人間に、贅沢や優雅という思いは意識しづらいですね。
本日もお越しいただきありがとうございます。
そうでした。
上京の際、新幹線が東京駅に着いた時、
怖くなって帰ろうかと思ってしまったんです。
18歳だった私。
懐かしい。
そんな頃の自分に、食堂車でくつろぐ余裕なんてなかったですね。
