恵比寿から渋谷に向かう道沿いに
こんなお店がありました。
不思議なお店でした。
お店に入ると
店員さんは一人。
一瞬こちらを見ましたが、
「いらっしゃいませ」を言うことも立ち上がることもなく
もくもくと手元の作業(紙のカット)をしていました。
一通り店内を歩いたのですが、
店員さんは、こちらを見ることもなく
お店を出る私に声をかけることもない。
私は、
何も聞いていなくても
イヤホンを耳につけて行動しています。
もちろんお店に入るときも。
むしろ、お店に入るときには音楽を止めてから入ります。
耳にはイヤホンをしたまま。
こうしておくと、
店員さんの行動にはっきり違いを確認できます。
一番まずいのは
「こいつ聞いてないだろうな」と考え、まともに「いらっしゃいませ」を言わない店員。
この場合、私は、商品より、その一店員の態度で店を出ます。
よくあるのが、
聞こえていようがいまいが、しっかりとした声で挨拶をされる店員さん。
もちろん、何の音楽も聴いていない私の耳に、しっかり届きます。
そして、一番好感が持てるのが、
「いらっしゃいませ」プラス、しっかりお辞儀の出来る店員さん。
私は、このタイプの方の場合、
「万が一聞こえていなくても、
行動を起こすことで身体で『いらっしゃいませ』を表現してくれている」
と、とても好意的に、例え単なるマニュアルであったとしても
何かしらお返しをしたいと考えます。
客の私がすることといえば、その人を褒めるか
商品を購入することです。
ここで勘違いしてほしくないのは、
マニュアルで言葉と行動を明記されていながらも、
行動を怠っている店員が非常に多いということです。
ごくまれに
ドアマンの入るようなお店に入ります。
もちろん、何も聞いていないイヤホンをして。
怠っている店員は、
必ず声をかけると、
それまでの無愛想が嘘のように
過剰な笑顔を見せます。
それを確認すると
私は店を出ます。
そんな店員が、親切に対応してくれるとはとても思えません。
ほしいものがあっても
考えは変わりませんので、あきらめて店を出ます。
感じの悪い店員から買った商品は
きっと、どこかで「感じ悪かったなあ」と思ってしまうからです。
その商品を通して、嫌な気分を思い出してしてしまう気がします。
だからなのでしょうね。
しっかりと対応してくれる店員さんからは
必需品でない商品まで買ってしまいます。
ようは、
挨拶を出来るかどうかが、
私が商品を購入するかどうかまで決めてしまっている第一歩のです。
でも、それは
買い手からすれば当然の結果です。
それも分からずにいる店員は、しょせんそのレベル。
そんな店員が「不況で物が売れなくなった」と言っていると思います。
買い手の側に立つことを忘れずに。
私自身への戒めもこめて。
本日もお越しいただきありがとうございます。
私の会社はビルの5階にあります。
お帰りのエレベーターに乗るお客様が
一階に着くまでの時間は、ずっとお辞儀を続けるように心掛けています。
ずっと
