「甲子園が割れた日」新潮文庫:中村計 著
バルセロナオリンピックで岩崎恭子が
「今まで生きてきた中で一番幸せです」と言った年、
夏の甲子園で、星陵の怪物松井が、明徳義塾に5打席連続敬遠を受けた。
10年の歳月を経て、今、その真実が明かされる。
当時、予備校生だったスポーツライターの中村計氏が、「10年後なら話してくれる」
という勝手な想像で温め続けた企画だったそうだ。
しかし、真実はメディアにより捏造され、それに感化された中村氏(もちろん私も)や多く一般人が
勘違いして捉えてしまったのであった。
私立の高校なら勝って名を広め、知名度を上げ学生を増やしたい。私立なら当然の考え。
かたや、高校生らしく(?)逃げずに戦うことをよしとする多くの公立高校の高校。
産まれた土地やそれまでの野球との関わり方など多くの要素が、この事件を起こした。
それは、10年という時を経てどう捉えられるのか。
ていうか、10年経てば、話してくれるのか。話す人なら次の日でも話すだろうし、
話さない人は50年経っても話さないんじゃないないのか。
単純にワイドショー感覚で「あの人は今」みたいな雰囲気を楽しんでいたが、
読み進むにつれ、意識が変わってきた。
でも、それはそれでまた次の問題点を提示しているようで、
あーー、訳がわかんない!!
ていうのが、正直な気持ち。
時間を置いて、もう一度読み直したいと思います。
