今日の夕方、
私の勤める会社のある西新宿のビルを出て、自販機で温かい缶コーヒーを買いました。
会社に戻ろうと歩いていると、
「あの」と声をかけられました。
見ると、女子高生とそのお母さん。
サラリーマン通りともいえる甲州街道沿いの歩道には珍しい夕暮れでした。
「ワシントンホテルはどこですか」
お母さんに問いかけられました。
娘の方は黙ったまま。
街道沿いからは、ワシントンホテルは微妙に中にあるので分かりにくい。
なので、ほんの数十秒の距離ですが案内しました。
「あそこですよ」
と、説明すると、先に「ありがとうございます」と言ったのは、娘さんの方でした。
ちょっと驚きました。
続けてお母さんにもお礼を言われました。
どうやら、東京の大学を受験に来ているようで、
「明日の帰りも通るんだから覚えておこうね」と、
お母さんが言っていました。
大学受験に母娘で上京したんでしょうね。
寒い午後、
特に何かしたわけではないですが、
手に持った温かい缶コーヒーとは別に、
心に熱いものをもらった気がしました。
おそらく二度と会うことはない母娘だと思いますが、
「受験に合格すればいいのにな」
と、考えました。