禅僧僧侶が食事を頂く形式(食礼)を
元にしたと言われる飯台茶事。
四つ椀に飯・汁・お菜・酒を入れ
無言セルフで頂きます
お酒は一二遍だそうですが
お椀だから酒量は凄そう……
(私は冷茶を頂きました)
裏千家十一台 玄々斎が
利休追悼茶事で飯台茶事を行ったと
記録にあるそうです。
招待状に「偲ぶ会」とありましたので
そう言う設定かと思いきや
ご亭主さんのご友人(故人)を偲ぶ
ガチの追悼茶事でした
(着物まで気が回らず、皆さんの喪に準じる
装いに(,,꒪꒫꒪,,)アナガアッタラ ハイリタイ……)
ご亭主プロフェッサーUさんの
無二の茶友を偲んで
君が為葉々清風を起こす
お友達に貰われた時は
涼しそうなお軸だと思われていましたが
原典は
誰知三隱寂寥中。因話尋盟別鷲峯。
相送當門有脩竹爲君葉葉起清風。
竹までもがあなたとの別れを
惜しんでいるようだ と惜別うたうものだと
亡くなられてから調べて初めて分かったと。
茶道を始めたのが還暦で
あっという間にUさんを追い越して
助教授になり
陶芸や茶事教室、イベント茶事と
お2人でお茶三昧。
お仕覆も自作の茶入れや
乾燥させた蓮の実を蓋にした香合
お友達とのエピソードが溢れます。
回り花のような献花や
天目台を使った献茶も
初めて経験させて頂きました
主菓子は「風の音」
風鈴形で黄身餡でした
(画像拝借)
思い出の茶道具でご供養
上級教室ならではの偲ぶ会でした。
(-人-)