湿気をかき混ぜるやや強い風が藤棚を揺らし、蜂を呼び寄せている。


でも蜂の好きな風ではないらしく人気のないスーパーマーケットの様相だ。


蜂は群れのルールを第一にプログラミングされていて

たとえ女王蜂が違反者だとみなされると殺害されてしまう。


女王を失った群れはどう生きていくのだろう。

想像に及ばなかった。


僕はベンチに座り缶コーヒーのプルタブを引きちぎった。


缶は燦々と輝いている。


もしかすると蜂には眩しすぎる陽射しなのかも。


我慢して蜜を吸えば、喉が鳴っただろうに。

勿体ない。





晴れ間がのぞいたタワー。

雨水に疲れたであろう鯉のぼり。



また夕方にはずぶ濡れになるみたい。


なんとなくもの寂しい。

なかなか休めない週末が重なり、やっとのんびりとできた。


まず部屋掃除。

ドライシートを滑らせ、セスキで床拭きをした。


窓を開けると鳥の声が聞こえたから洗濯物を干して、出窓を拭いた。


ほったらかしにしていたヒバのチップを窓際に吊るして、ヒバオイルを消毒用アルコールで希釈してアトマイザーに詰めた。


これで虫が寄りつかないようなら、もう一本のアトマイザーを相棒に渡そうと。


そう思いつつ深呼吸をして、ボンゴレを食べた。


やはりひとりの休日だった笑