近所の金木犀が今年はまだ咲かない。
いや、もう咲かないのかも。
この季節になるとカーブの手前から甘い香りが漂っていたのに。
僕はその風景がとても好きだった。
金木犀の香りが記憶の中枢にあるから。
就職してとある企業の講習に学んだ事。
香水の香りとボトルの形状は記憶を支配する。
なるほど、そうだ。おかげで今になって意味がわかった。
ある秋に金木犀の枝が切られた。
咲いた花は雨に濡れたアスファルトに潰れてしまっていた。
枝切りさえしなきゃ秋は、そこにあったのに。
なんてね。
思っていたより早く雨が降りはじめた昨日。
古いサスペンスをテレビ東京で放送していて、
しばらく見ていたけれどつまらないから消してしまってプライムビデオを観た。
ハンターキラー潜航せよ
骨太で男らしい映画。
何回も観ている。また見放題が終わるらしい。
