千葉からの帰り道、夕暮れのむこうに富士山のシルエットが見えた。


家からも歩道橋を登るとはっきりと見える。

なんだか歩いて行ける気がしてくる。


富士山を見るとなんだかホッとする。


強い眠気の高山病に痛めつけられたのに。


じゃあ、これから登山を本格化したいのにどの山でもこんな目に遭うの?


そんなことを考えながら下山をした。


なんとなく判断したのは前夜に飲酒をしないこと。

きっと小屋でビールでも飲んでいたら登れなかったと思う。


北アルプスに登りはじめて小屋に着くとビールを飲んだ。


ちっとも高山病は襲ってこない。


どうやら耐性が3000メートルあたりならありそうだ。


病気にならなければもっと行っていただろう。


いや、もうこれ以上だと危ないからと病気持ちにさせたのだろうか。


どちらにしろ僕の人生のなかで一番有意義で大切な時間は、胸のなかに生きている。


今朝は電車の窓から富士山がみえた。