夏になると避暑地を伝えるテレビ番組を凝視しています。

新穂高ロープウェイも、そのエリア。

ロープウェイ駅にはパン屋があり、見晴台に登れば北アルプスの峰々が展望できます。

高所なのでそよぐ風も涼やかですねー。
うん、本当に空気も美味しい。

だいたいこんな感じでレポートが進みます。

あぁ、行きたい。
駅から先には穂高の峰が。

なんて思っていましたけれど、叶うのが残雪期になるとは微塵も思ってもいませんでした。

常宿を後に乗り込んだ始発のロープウェイ🚡


あ〜岩と雪だぁ。

アイゼンを使用しての二回目の山は頭で考えるばかり。からだを置いてけぼりにしないかばかり気にします。

いつもの事です。

二階建ての先頭席に座り、初めての光景を目にします。とても美しくあり身震いを覚えます。

西穂高口駅にゴンドラが固定され、登山口に立つと一面が雪景色だった。

けれど二週間前に読んだレポに比べて雪は踏みならされていて、トレースも明瞭。

アイゼンを装着して歩きはじめてすぐに汗が滲んできた。無風で20度もあろう気象条件下ではジャケットを脱いで、スキンメッシュ、アウトラスト、スマートウールの重ね着だけになった。

いくら融雪が進んでいるとはいえコースを外れた所々にはおそらくは膝上まであっただろう踏み抜いた跡があった。

マーキングに沿って進む。

数年前の夏、西穂高岳山頂に登頂した相棒に言わせると、この冬道は夏道に比べると時間は短いが傾斜はキツイらしい。

なるほどこの辺りが核心部かなと思わせる登りを越えていくて、西穂山荘までの距離を知らせる看板が幹に括り付けてあった。

あと400メートル。
ちらっと見てから上を眺め、もう少しで地獄が終わり天国が現れる。


西穂山荘に到着。
一時間とちょっと。

喉を潤したり、種ぬき干し梅を噛んだりの休息をとってから、目的地の丸山へ向かった。


ほぼシャーベット状になりつつある道。
荒い呼吸になっているのにちっとも息が白くならない。冬山なのに夏山のよう。

しかし、何度やっても楽にならない登山。

バヤシさんと塔ノ岳に登った日に交わした会話を伝えながら一歩を進めた。

楽な登山は記憶に残らないでしょう。

今日もそうかとアイゼンのくい込みを信じながら苦笑い。

丸山に到着


素晴らしい眺めが待っていました。

相棒は丸山からの眺望はとにかく素晴らしい。
それを見せたいと何度も話していた意味がわかりました。



独標あたりも目立った積雪は認められません。
しかし今日はここまで。
僕のスキルでは辿り着けないでしょう。

小屋まで下り腹を満たします。
この旅は食べてばかりです。


下山をすると麓は30度近くまで気温が上昇していました。

さっさとTシャツに着替えて山行を振り返りながら見慣れた松本市までの帰り道。通う内にどの辺りに何があるのか分かるようになりました。

松本市まで戻り銭湯に浸かると空腹感が目覚めてきます。登山後はいつもそう。

何度やっても楽にならないし、何度やっても腹は減る。

いつもの洋食屋で夕飯をしましたよ。


チーズの掛け布団を纏ったハンバーグとエビフライ🍤
もやしナムルとサラダ、味噌汁、白米付き。

めちゃ旨い😋

今回のお土産。


山頂には行ってないからバンダナを選びました。