今日の東京も昨夜からの雨が降り続いていて、しかも寒かった。かと言ってストーブを点けるほどでもなく、朝風呂に浸かった。
作り置き料理を数種類ほどこしらえると予定と呼べることが無くなった。
本棚から文庫本一冊を抜き取り、メモ帳とボールペンを置きページをめくった。
新田次郎さんの『山の歳時記』に収録された随筆の一編を読む。
私は黄葉と紅葉の中に耽美していた。身も心もこの美しい色に染まっていた。(中略)
私はこれほど鮮明な、紅色と黄色を見たことがない。混じり気のない紅葉と黄葉の配分の中に、ツゲ、シラビソ、モミなどの常緑樹が点在しての三色の混合美は、魂を奪いさられてしまいそうになる。(中略)
ダケカンバの老木の根を踏み越えると、突然前が開けて、そこには神々の庭園があった。何百年経ったか分からないようなダケカンバの曲がりくねった木々の間に池があった。一回りするのに、何分とはかからないような小さないだったが、その他に、周囲の紅葉黄葉が映っていた。
この美しい一帯を目視したいと何年間も思ってきた。その山々は、上河内岳と茶臼岳。山岳会は今でも活動をしていて、問い合わせば詳しく分かるだろう。
晴耕雨読しちゃった。