城山から高尾山を経由して下山するのは慣れたものだから、発見してきた頭のなかの小さなメモを披露することにした。

新道を外れ今でも粘土質の土が露わになる場所に建つ何かの管理棟に誘い、まだ裸の桜の木を教えた。街のさくらが散って二週間も経てば開花すること。新道に戻り渋柿の木。何本かある白樺。花を咲かせる朴の木。

お前、よく知ってるよな。

だろう。

だらだらと登らされる熟女坂に、はぁキツイと心情吐露をしては、大本命の霜柱を見逃さないように歩いていくけど、黒い斜面には乾いた枯れ草しかなかった。

残念!霜柱を楽しみにしてたのにな。と相棒が肩を落として言った。

ビジターセンターの裏から高尾山山頂に出た。

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時間も時間だから人も少ない。
昔の高尾ってこんな感じじゃなかったかな。ミシュラン認定される前の頃。

3号路から薬王院下まで出て時計を確かめると4時まであと3分しか無かった。

去年より全体として15分くらい遅いかな。

1年で15分の老化は許せるんじゃない。

結局、ケーブルカーで下りて、高尾山温泉で寛いだ。長風呂をしていると腹がぐーぐーと文句を言いはじめた。


八王子駅前にあると知ったステーキガストで4回目の食事をした。

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純粋にやっぱり相棒との山は楽しい。

そして、旅は続く。
次は海を渡るのである。

国内だけどね、近くて遠い。