今日の東京は久しぶりに晴れたが、雲が低くく、なにせ蒸し暑かった。
夕立が降る前の夏のころのような。
帰宅をして三角窓を開けて溜まった空気を抜いていると、こんな時間に爆裂音が届いてきた。
どこかで季節外れの花火大会でも開催しているのかと窓の向こう側に目線を送るけどなにも見えなかった。
時刻を見るとどこの花火か思いだした。
ディズニーリゾートのものだった。
空気が澄みはじめると夜な夜な炸裂音が聞こえてくるのを、やっと思いだした。
こんなに空気がどんよりしているのに、夜には清流を作るのだろうか。
富士山に初雪が降り、まばらな白がどす赤い土を埋めはじめるようすがニュースに映っていた。
昼間、二軒の小屋に連絡を入れた。
たぶん、そこはカタカナが似合わない景色になっているはずだ。角のないひらがなを纏っていてくれたらと思う。
花火はすぐに聞こえなくなり、部屋も空気が入れ替わったようだ。
夏のぶり返しかな、最後の。
今年もやっと聴けた。