昔めいた紙袋には『雪男からの手紙』が封入されていた。
便箋にして三枚。
便箋にして三枚。
雪男の心情が綴られている。
筆者は独りぼっち、山に置き去りにされている。
理由は性格に由来があったらしい。
最後の便箋を読む前に封筒の裏を眺めると、手紙小説在中と赤インクのゴム印が押捺してある。
洒落てるね、短編小説だ。僕は感想を言った。
こんな手法も楽しいもんだね。読み終わったら回してくれよ。相棒は嬉しそうに言った。
三枚目もすぐに読み終えた。
便箋を重ね直してから相棒に手渡した。
雪男は誰かが来るのを待っている。
面白い。
これ以上を書くと読書感想文になってしまうから止めておきます。
正式には、封筒小説と名乗られているのですね。
ほかには、タコからの手紙、バスガイドからの手紙、つちのこからの手紙など多数。
三省堂にて。
いつか、
天狗からの、とか。
高尾山からの、とか。
書けたらいいな。
封筒を開くと筆者と重なります。
ほかのも読みたくなっちゃった。
