今年はじめて6号を歩いてきた。
たぶん昨年12月に歩いた以来。
季節は刻々と移り変わりシャガ畑ができている。
若々しい新緑を身につけている。
ひとりだとまた色んな物事が脳裏に浮かぶ。
父に熊本の親戚は大丈夫かと尋ねて一週間が経過した。
父のルーツは熊本県にある。
僕は会ったこともない祖先は熊本から上京して、
東京に移り住み、今の生活を築いてきた。
なんともないようだ。父はそう言った。
小学生の何年生だったかは記憶に薄いが、父と二人で熊本へ行った。
小さな島が目的地で、ここに墓があり、親戚が守り人をしていた。
潮の匂いが家の中に充満していた。
線香を灯すと、海は波の音だけを鳴らした。
翌日は随分と年上の従兄が海水浴を教えてくれたのだが、波がうねり危うく溺れそうになった。
県内も歩いていない。
ただ電車の車窓に写る景色を眺めただけ。
早く普段の生活を取り戻して欲しい。
飛び石まで来た。
高尾山の水脈に鮎や山女魚が泳ぐそうだ。
だとしたら何処なのだろう。
地形に富み水流がある場所。
帰ったら地図を見よう。
生憎、天気は薄曇り。
富士山は隠れたまま。
持参した弁当を食べて、一号を下りた。
久しぶりの高尾山は気持ちよくさせてくれた。




