冬至の今日。


出勤途中、東京湾から流れ込む冷たい風に鼻が赤くなる。


昼の会議、幾つかの変更点を赤いペンで修正する。


今夜は飲み会。

韓国料理店で赤いスープのコラーゲン鍋を食べて指先まで温まる。


まだ時間はそんなに遅くはなく、書店に入って姪っ子へのクリスマスプレゼントを選ぶ。

『銀河鉄道の夜』 『人魚姫』


清川あさみさんが挿絵を施したものだ。


さまざまな素材を用いてコラージュしたそれは作品の世界観を紡ぎ出す。


そして、両親にも。


こうして買物をしていると色が変わった。


赤に柚子の黄色を足したような橙色。


灯色だ。