■2月のお知らせ■
2月23日(木祝)は15時開店です。
土日祝の15時開店日は20時ラストオーダーです。ご注意ください。
他、通常月火は定休日です。よろしくお願いいたします。
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突然ですが、今をときめく「十四代」「而今」「飛露喜」「獺祭」といった人気酒に共通するのは何だと思われますか?
それは、いずれも過去に倒産や廃業の危機を経験していることです。
売上が下がり続けた、杜氏が突然引退した、先代が急逝したなどのトラブルが重なって先が見えない状況の中で、不退転の決意をもって再建に奮闘した後継者たちがいました。
中には日本酒とは無縁の業界で働いていたのに、それまでのキャリアを捨てて蔵に戻ったケースもあります。
蔵元杜氏として自ら酒造りに携わり、従来とは一線を画す味わいを目指して新しいブランドを立ち上げ、出来上がったお酒を携えて酒販店や飲食店を一軒一軒訪ねて試飲してもらって注文を取る・・・そんな地道な努力の末に現在の人気を獲得していったのです。
そうした蔵元後継者のシンデレラストーリーは今も続いています。今週の飲み比べは次代の人気酒を目指す若手後継者が手がけた銘柄を集めてみました。
埼玉県「彩来(さら)」
愛知県「敷島(しきしま)」
長崎県「飛鸞(ひらん)」
の3銘柄です。
いずれも30代の後継者が率いています。
蔵に戻る前は、大手通信会社や外資系金融機関で働いていて、様々な事情で家業を継ぐことになったりしたストーリーも先輩たちと共通しています。
「敷島」蔵に至っては一度廃業の憂き目に遭ってからの復活だったりなど、蔵の台所事情が厳しい中からの挑戦というのも一緒です。
写真を見ていただくと分かるように、ラベルにブランド名を大書することなく、小洒落たデザインの中に控えめに銘柄を入れるあたりのスマートさは、今どきと言っていいかもしれませんね。
これらの中から次代のエース蔵が育つかどうか、期待を込めて味わって見てください。
当面は予約のみでのご案内です。お電話お待ちしております。
【水木金】17時〜22時閉店(21時ラストオーダー)
【土日】15時〜21時閉店(20時ラストオーダー)
【定休日】毎週月火
定休日でも祝日などで開店する場合は15時〜。
その他臨時営業、臨時休業はブログでお知らせします