糸口。
イメージと現実が結構違ってたりする。
鶏肉のコンフィと真心の書。
ワイングラスとだるま。
くわいとえびとコリアンダーのおつまみと
金の鱗のトイレットペーパーホルダー。
もっと
北海道みたいな
長崎みたいな
東京駅丸の内口みたいな
洋風ジャポンなイメージだったけど
これもこれ。
圧は気づかないうちにある。
自分の窮屈を意識しないでいられるように
すり抜けたり気づかない振りしたりしても
結局ひずんでかえってくる。
お店をよくしたい気持ちと
見えない圧力の間で
ぺったんこ。
フェルト地の品書きも
さっぱりしたサイトも
これはこれ。
受け入れられるプライドの高い自分と
欲のある自分のせめぎあい。
風船と一緒で
柔軟性と圧力の兼ね合い。
いつか割れるときがあるから
糸で結ばれた
風船の口から
たまに空気を抜いてあげよう。
自分の子供。
自分の子供には
もっとも意識を向けて
もっとも干渉しないようにしたいと思っている。
やさしくなれるときっていうのは
自分が存在を認められていると思っていることが
大前提だ。
受け入れられている安心感が
受け入れる余裕につながる。
おっぱいをいっぱい飲んだり
いっぱい抱っこされたり
そんな単純なことかもしれないし
それにつながる姿勢かもしれない。
血のつながりや
物理的な何かを前提としない形から
大前提は明確になる。
あたしを母親にしちゃいけない。
あたしをあたしのままでいさせないと。
周りには
無償の大切を感じる
ことができる。
あたしからの大切も
決して情じゃないという形にしたい。
自分の子供と接してるんじゃない。
あたしはあなたと接してるんだ。
あたしは
理想を行動にしたい。
巻き込まれた子供には
かたじけないが
それに付き合ってもらうことになる。